イコライザー EQ DTM用語集・辞典
トラックの周波数を変更、整えて音作りを行うエフェクターのこと。
楽曲仕上げのMIXでは全トラックへ適用するのが一般的。
大きく分けEQには「パラメトリックイコライザー」と「グラフィックイコライザー」の2種類あり、使用方法が若干異なる。
- パラメトリックイコライザー
DTMで最も使用頻度が高いタイプがこのパラメトリックイコライザー。
エディットを行う周波数ポイントを自由に変更でき、ポイントの幅(Q)も細かく調整することができる。
- グラフィックイコライザー
変更することができる周波数が固定されており、その中で調整を行う。
ある程度、サウンドが仕上がっている際の補正や、サウンドにキャラクターを与えたいという場合に向いている。
周波数(Frequency)
イコライザーで変更を加えるのは、サウンドの周波数となる。
この周波数は「Hz_ヘルツ」という単位が使用される。
この「Hz_ヘルツ」とは一秒間に空気が何回振動するか?という回数を表しており、この数字が大きくなるほど、高音として感じられる。
人間が聴き取ることができる周波数は「20Hz〜20,000Hz」と言われているが、年齢とともに高音域の聴き取りが難しくなってくると言われている。
この周波数のボリュームを上げ下げして音色を整えるのがイコライザーの役割となる。
リニアフェイズイコライザー
イコライザーのタイプに「リニアフェイズ」というものがある。
このリニアフェイズはステレオの位相関係を崩すことなく、周波数を調整することができるというもので、イコライザーの適用によりサウンドが崩れてしまうということを防ぐことができる。
楽曲全体を整えるマスタリングのトータルEQとして使用される他、複数のトラックをまとめたバストラックなどにも使用される。
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