アタック Attack DTM用語集・辞典
楽器が演奏されてから、そのサウンドが最大音量に達する時間のこと。
多くの楽器は演奏された瞬間が最大音量となり、サウンドは時間とともに減衰していく。
楽器演奏の内容に対してアタックが「強い/弱い」または、アタックが「ある/ない」などと使用されることも多い。
このアタックが強すぎると、その部分の音量が極端に大きくなってしまい、クリップの原因となってしまう。
またトラックの音圧感を上げたいという場合も、このアタック部分が邪魔をして、なかなか音圧が上がらないというケースが多々ある。
これを解消するためには「コンプレッサー」を適用し、アタック以外のサウンドを持ち上げたり、サチュレーションなどの歪み系エフェクトでアタック感を潰して最適化するという方法がある。
また、サウンドのアタック感や余韻をピンポイントで調整可能な「トランジェント」というエフェクトも用意されており、演奏を簡単に楽曲に最適化することができる。
トランジェント解説動画
動画のようにサウンドの余韻(リリース)を強調することで、音圧感を演出することも可能。
ADSR解説
「シンセサイザー」や「サンプラー」の「アンプリファイア(ADSR)」には「アタック」というパラメータが備わっており、音量の立ち上がりをコントロールできる。
※1:42秒より解説を行なっています
アタックを遅くすることで、サウンドがフェードインで入ってくるような幻想的な効果を演出することも可能。
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