アンビエンス Ambience DTM用語集・辞典
演奏された楽器の音の広がりや空気感のこと。
イメージはリバーブにも近い。
ドラムやギターなどのレコーディングは、アンビエンスを録音するために、楽器から離れた位置へマイクを立て部屋の鳴りを録音することが多い。
特に生ドラムのマイキングはこのアンビエントマイクを複数用意することも多く、ソフト内では下記のように記載される。
- OH : オーバーヘッドの略で名前の通り、頭の上(シンバルの上)に2本設定されたマイクのこと。
シンバルのサウンドはもちろん、キックやスネアなどのサウンドも混じることになる。
この被りによって生ドラムの力強さと、迫力を作ることができる。 - ROOM : 部屋の鳴りを捕らえるためのマイクで、楽器から数メートルの距離を置いて収録されることが多い。
主にナチュラルなリバーブ感を得ることが目的でレコーディングされ、各キットのサウンドをまとめて、一体感を出すことができる。
各キットのマイクに、他キットのサウンドが入ることを被りというが、この被りに処理を加えることでタイトなサウンドを実現することができる。
被りを処理する方法として、エフェクトのゲートでサウンドの余韻や、被りをカットするというのが一般的。
また各マイクの位相を整えるために、再生タイミングを手動で微調整したり、インバートを使用して位相を反転させる処理も行われる。
ドラムソフト BFD3のアンビエント設定
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