Drum Rackでチョークを設定する Ableton Live Tips
Drum Rackで特定の音を止める「チョーク」
以前の記事で、「Impluse」のLink機能を使ってハイハット同士で音を打ち消し合い、
演奏のキレを出す方法を解説しました。
実は「Drum Rack」にも同様の機能があります。
「チョーク(Choke)」というパラメーターです。
今回はその設定方法を解説します。
「Ableton Live Tips」DrumRackでチョークを設定する
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チョークグループの表示と設定
DramRackでチョークの設定を行うには、まずチョークグループを表示する必要があります。
Dram Rack左のアイコンからチェインリストをクリックして表示させます。
さらに左の「IO」アイコンをクリックすると、右に「Choke」という項目が表示されます。
続いてチョークグループの設定。こちらも非常に簡単です。
「None」と描かれている部分クリックして、打消し合うドラム同士を同じ番号にするだけです。
これで、ハイハットのオープンとクローズ等を同時に鳴らないようにすることができます。
「無音」を使ったチョーク
以下のように打ち込まれたシンバルを、単体でチョークさせたい場合もあるかと思います。
その場合は、「無音」のドラムを使うことで実現できます。
- ① チョーク用として、任意のドラムを新たにDram Rackへアサインします
- ② チョークさせたいシンバルを①と同一チョークグループにします
- ③ チョーク用のドラムの音量を無音(-inf)にします
あとは、チョークを行いたいタイミングに、無音のドラムを配置するだけです。
Impulseもシンプルで良いですが、このような細かい設定を行いたい場合、
Dram Rackのチョークを使うと良いでしょう。
ぜひお試しください。
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