Native Instruments MASCHINE Ver 2.7.4 〜 2.7.6の新機能 使い方 Loop Recording / Re-Pitch
Re-Pitchや便利なループレコーディングモードが追加
Native Instruments 社からリリースされているMASCHINEソフトウェアのVer 2.7.6がリリースされました。
Ver 2.7.4に追加された内容に対し、改善やバグ修正が加えられたものが今回の2.7.6となります。
そのため、Ver 2.7.4で新たに追加された機能を解説していきます。
製品を最新の状態にアップデートする
MASCHINE Ver 2.7.6を使用するためには「NATIVE ACCESS」からソフトのバージョンを最新の状態にアップデートする必要があります。
- 1プリセット音色の追加
- 2File Type セレクター
- 3レコーディングとパターン編集
- 4ステップ入力 & トラックの調整
- 5オーディオ/MIDIの書き出し
- 6エフェクト & ミキサーウィンドウ
- 7オートメーション & MIDIコントローラーとしての使用
- 8DAWとの完全連携
- 9Maschine 2.4.6 新機能解説
- 10MASCHINE Ver 2.7.4 ? 2.7.6 新機能
Audio plug-in に Re-Pitch機能が追加
前項で解説している「Audio plug-in」へ Re-Pitchモードが追加されました。
「ENGINE」を「Re-Pitch」に変更し、Tempoや長さ(Length)を変更することで、その変化に応じてピッチが変化します。
- TempoやLengthを下げるとピッチが高くなリます。
- TempoやLengthを上げるとピッチが低くなリます。
これによりサンプラーやテープ効果を簡単に再現することができ、オーディオサンプルの活用が広がります。
Loop Recording にモードが追加
レコーディングを行うLoop Recordingに「TARGET」として3種類のモードが追加されました。
このループモードの特徴は、レコーディングされたプレイがすぐに再生されるという点です。
- Takeの場合 : 演奏はテイクリストに保存されていきます。
行った演奏がテイク別で記録されます。
レコーディングが終わった瞬間に、テイクがプレビューされる点も「Sync」モードのレコーディングと異なる点です。
- Soundの場合 : 演奏はグループ内の空いているサウンドに保存されていきます。
レコーディング毎に空いているサウンドに演奏が追加されていき、全ての演奏が同時に出力されます。
テイクの上へ更にテイクを重ねていくというルーパー的な使い方が可能です。
ライブパフォーマンスにも向いていそうですね。
- Patternの場合 : 演奏毎に新しいパターンが作成されます。
レコーディング毎に新しいパターンが作成されます。
また、各テイクは異なるサウンドに配置されるため、全テイクが残ります。
これらを組み合わせると、サンプリングの幅が広がりますね。
イベントを右クリックした際にメニューを表示
前バージョンまではイベントを右クリックするとイベントがすぐに削除されていました。
当バージョンからイベントを右クリックした際に、このようなメニューが表示されるようになりました。
主要な編集項目にアクセス可能なため、より便利にイベントを扱うことができます。