DTM初心者講座 ピアノロールとリズムの読み方 3
「付点」「3連符」「その他の連符」を把握する
前回は、「4分/8分/16分」など、基礎的なリズムを紹介してきました。
今回はこれらのリズムを元に派生するリズムを解説していきます。
ここまでを学ぶと、世の中の楽曲で使用されているリズムのほとんどをカバーできます。
是非、最後まで学習してみてください。
解説動画
- 1MIDIの基礎知識
- 2MIDIの「パラメーターと数値」について
- 3ソフトシンセ/プラグイン DAW対応規格の注意点
- 4オーディオインターフェイス選びの注意点
- 5サンプラー 1 素材をサンプリングしてリズム楽器を作る
- 6サンプラー 2 素材から音程楽器を作る
- 7ピアノロールとリズムの読み方 1
- 8ピアノロールとリズムの読み方 2
- 9ピアノロールとリズムの読み方 3
- 10必ず合わせたい楽曲の基本チューニング
- 11連符について
付点
音符や休符に付点がつくことで「長さが1.5倍」となります。
上記は「付点4分音符」の長さをDAW上で表したものです。
4分音符の半分が8分音符ですので、4分音符に8分音符分の長さを追加します。
同様の考え方で、「付点8分」の場合は、8分音符に16分音符分の長さを追加します。
3連符
3連符は音符を3つに分割したものを指します。
最も頻繁に使用されるのが、4分音符や8分音符を3等分した連符です。
4分音符を3つに分ける 8分3連
4分音符を3つに分割した音価を「8分3連」と呼びます。
ブルースなどのジャンルはこの8分3連をメインとして展開されます。
3連の部分だけ聞くと少しぎこちない印象を受けるかもしれませんが、
それをリズムパータンやメロディーに織り交ぜることで、インパクトを与えることもできます。
8分音符を3つに分ける 16分3連
上記の考え方を応用し、8分音符を3つに分割した音価を「16分3連」と呼びます。
8分音符を3分割した状態ですので、4分音符から考えると6分割ということになります。
かなり細かい音符です。
カッティングなどの演奏に勢いを出したり、
メロディーにスピード感を与えるということができます。
その他の連符
「5連符」「7連符」等その他の連符は、基本的に4分音符を基準として考えます。
ストリングスの駆け上がり、シンセサイザーのアルペジオ、
ギターやキーボードの高速フレーズなどにも使用されます。
また6連符というのは、上記の16分3連と同じ音価ということになります。