DTM初心者講座 MIDIの基礎知識 2
MIDIで使用されるパラメーターと数値
前項に続きMIDIの基本知識を解説していきます。
今回は、MIDIで表現することができるパラメーターと数値です。
この辺りを把握していただければ、作曲はかなりスムーズに進めることができます。
それでは解説へ入っていきます。
解説動画
- 1MIDIの基礎知識
- 2MIDIの「パラメーターと数値」について
- 3ソフトシンセ/プラグイン DAW対応規格の注意点
- 4オーディオインターフェイス選びの注意点
- 5サンプラー 1 素材をサンプリングしてリズム楽器を作る
- 6サンプラー 2 素材から音程楽器を作る
- 7ピアノロールとリズムの読み方 1
- 8ピアノロールとリズムの読み方 2
- 9ピアノロールとリズムの読み方 3
- 10必ず合わせたい楽曲の基本チューニング
- 11連符について
2進数、10進数、16進数について
MIDIメッセージは16進数が使用されています。
そのため、DAW上の数値(10進数)では16の倍数で区切られていることが非常に多いです。
- 「2進数」→「コンピューター」で使用されている
- 「10進数」→「日常生活の数の数え方」
- 「16進数」→「MIDI」
「0」と「1」の2種類の数字で表す。
「0」から「9」までの10種類の数字で表す。
「0」から「9」と「A」から「F」の16種類で表す。
「MIDIチャンネル」「ベロシティ」「タイミング(ティック)」など。
16の倍数で構成されています。
数値は「16」で一区切りが基本
MIDI音色を変更する、「MIDIチャンネル」は最大16チャンネルです。
音の強弱を示す「ベロシティ」も「0〜127」の「128段階」で表現されています。
ベロシティは値が大きくなればなるほど、音が大きくなり、
演奏上のニュアンスにも影響を与えます。
ベロシティの変更方法
時間管理の最小単位「Tick」
「Tick(ティック)」とは、MIDIで使用される単位で、
一般的に4分音符の長さを「480ティック」または「960ティック」として考えます。
DAWのMIDI設定でこの概念を変更可能です。
Tick(ティック)の解説
「CC」コントロールチェンジについて
MIDIの演奏では、ボリュームやパン、モジュレーションなど様々な操作が行えます。
またソフトシンセのパラメーターを、お手持ちのMIDIコントローラーから制御する事も可能です。
各項目とコントロールNoは予め決まっています。
- CC1 モジュレーション : モジュレーションホイールを変更します
(ビブラート、音量などソフトにより効果が変化) - CC7 メインボリューム : ボリュームを変更します
- CC10 パン : 左右の定位を変更します
- CC11 エクスプレッション : アーティキュレーションボリュームを変更します
- CC64 サスティーン : サスティーンペダルのオンオフを指定します