リングモジュレーターで新たな倍音を生み出す シンセサイザー 初心者講座
奇抜な音や金属的な音を作る
「OSC1」と「OSC2」を掛け合わせることで、
複雑な倍音成分(音色)を作成することができます。
奇抜なSE音や金属音のような響きを作成することができます。
↑ 今までは「OSC1」と「OSC2」は別々のものとして「Filter」へ送られていました。
↑ リングモジュレーターは2つのOSCが互いに影響を与え合う。
そのようなイメージです。
リングモジュレーションの適用方法
↑ 「RING」をONにした後、その音色変化の深さをツマミで決定します。
↑ 必ず「OSC2」をオンにします。
「リングモジュレーション」はOSC1とOSC2が干渉し合い機能するためです。
リングモジュレーションの原理
「リングモジュレーション」原理は
「OSC1の周波数」と「OSC2の周波数」の「合計と差」を出力
例えば
OSC1を440Hz
OSC2を220Hzで演奏した場合
合計 : 440Hz+220Hz = 660Hz
差 : 440Hz-220Hz = 220Hz
上記2つの音も出力されます。
音の場合、周波数 = ピッチです。
ということは「OSC1とOSC2」が同じピッチの場合、
共に同じ周波数で「合計と差」の差が無くなるため、その効果は薄くなります。
↑ 派手な音色変化を得る場合は、
片方のOSCのピッチをあえてズラします。
少し変更しただけでも、かなりのウネリや音色変化を得る事ができます。
ただ1つ言わせてください
予想不可能です(笑)
片側OSCを奇麗にハモル音程(3度 5度 オクターブなど)に合わせることで
ウネリが少ないナチュラルな結果を得ることができ、
半音などぶつかりやすい音程の場合はウネリが激しくなります。
しかし、選択した波形にも依存するため、
片方を色々といじりながら好みの感じを作っていくのがセオリーとなります。
↑ 「OSC1」と「OSC2」の音量バランスでも音色を追い込むことができます。
↑ また「LFO」などで「ピッチ」を時間的に変化させることでも面白い効果が得られます。
まずは色々な音程を試し、
その音色変化を把握してみてください。