Native Instruments BRASS COLLECTION 使い方① 基本概要と演奏表現
あらゆる表現が可能な究極のオーケストラブラス音源
「SYMPHONY SERIES – BRASS COLLECTION」はブラスに特化したオーケストラ音源です。
超高品質で録音されたブラス音源の100を超える奏法を、
ご自身の楽曲へ素早く取り入れることが可能です。
BRASS COLLECTIONには2タイプの音源が用意されています。
- BRASS ENSEMBLE
トランペット、トロンボーン、ホルン、ベースブラス(チューバ、ユーフォニアム)
各セクションを8人で編成。大迫力のサウンド。
- BRASS SOLO
トランペット、トロンボーン、1stホルン、2ndホルン、チューバのソロ演奏
独自のアルゴリズムによりよりナチュラルな演奏が可能。
これらを用途に合わせ、個別に購入することも可能です。
ここでは製品の核となる「基本概要と演奏表現」を解説していきます。
BRASS COLLECTION 動画アクセス
BRASS COLLECTIONの立ち上げ
BRASS COLLECTIONは「Kontakt」を使用して立ち上げます。
また「KompleteKontrol」からも起動が可能です。
これにより「コード機能」や「アルペジオ機能」を併用することが可能です。
またKompleteKontrol本体をお持ちでない場合でも、
Komplete 9/10 ユーザーは無料でダウンロード、使用することができます。
KOMPLETE KONTROL
- 記事一覧
1_概要
2_ブラウズ機能
3_ライトガイドとクリアビューディスプレイ
4_スケール機能
5_コード機能
6_アルペジオ機能
7_オートメーションとMIDIモード
プリセットの概念
各楽器にフォルダで分けられています。
一番下の「Brass Ensemble」は全楽器を1つの音源で演奏させることができます。
各楽器のフォルダ内へアクセスしてみましょう。
ここでは「Trampets」のフォルダを参照しています。
楽器名の隣に「Effects」「Legato」などの文字が記載されています。
これは奏法を示唆しており、その奏法に特化した演奏が可能です。
※この場合は他の奏法へ切り替えることができません
一番下の「Trumpets(無記載)」では、
全ての奏法を切り替えて使用することが可能です。
楽曲中で「Effects」「Legato」など自由に切り替えたい場合には、
このプリセットを選択してください。
モジュレーションホイールの音量コントロール
ここでは「Brass Ensemble」を例に解説を進めていきます。
「Performance」タブの「Dynamics」を使用すると、演奏音量を変更することができます。
フレーズに対し、より豊かな演奏表現を与えることが可能です。
この「Dynamics」はMIDIキーボードの「モジュレーションホイール」にも対応しています。
納得がいく音量表現を柔軟に作り出すことができます。
アーティキュレーションで演奏法を変更
BRASS COLLECTIONは各楽器に対し、
様々な演奏法(アーティキュレーション)を指定することができます。
- 1_Performanceを選択します
- 2_最大8つまで奏法を割り当てることが可能です
割り当てる箇所をクリックし点灯させます - 3_クリックし奏法を決定します
「Articulation」をクリックすることで、
より細かく演奏法を指定することができます。
楽曲中での奏法変更は「キースイッチ」を使用します。
切り替えたい奏法音程を確認し、実演奏の前にノートを打ち込みます。
これにより、リアルタイムで奏法を指定、切り替えることが可能です。
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