Waves SuperTapを使用した簡易ダブルトラック
簡易ダブルトラックの作り方
今回はWavesの「SuperTap」を使用したアレンジをご紹介させていただきます。
そもそもダブルトラック(ダブルトラッキング)とは、昔から使用されているアレンジ方法で、
同じ演奏を2度(もしくはそれ以上)録音し、その微妙なズレを利用して音に厚みを付ける手法です。
また、トラックを複製して、ピッチやタイミングをズラすなどもありますが、
それをSuperTapを使用して簡単に行う方法を解説致します。
「前半_ノーマル 後半_処理後」
サウンド作成
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DAW別の設定
DAWにより設定が少し異なります。
Cubaseの場合
ステレオトラックに、オーディオ素材(モノラル)を移動させます。
インサートからSuperTap 2-Taps Stereoを選択します。
ProTools/Logicの場合
モノラルトラックのインサートに直接SuperTap 2-Taps(mono/stereo)を挿入します。
SuperTapの設定
- 1_Directと1つのTapを使用し、左右(L-R)に振り切ります
- 2_Gridを「Sixteenths」→「Free」へ変更します
- 3_Tap1のDelayを「20」付近に設定します
また音量が大きくなるため、「Gain」を下げておきましょう。
「SuperTap 2-Taps(mono/stereo)」の前後でモノラル/ステレオ処理が変わりますのでご注意下さい。
※「SuperTap」以降のプラグインは全て「ステレオ」を選択します
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