スウィングを使いノリを出す ProTools の使い方
クオンタイズ機能のスウィング
打ち込みの強い味方「クオンタイズ」
多少タイミングがズレてしまった演奏をジャストに合わせてくれるという機能ですが、
常にジャストのタイミングがその楽曲に対して良いアプローチとは限りません。
「クオンタイズを適用後、ノリが無くなってしまった」
「ペンやステップで打ち込みを行ったが今一つリズムに抑揚がない」など。
誰もが経験しているのではないでしょうか??
そのような時は、クオンタイズに備わっている「スウィング機能」を使ってみましょう!!
スウィングとは??
「跳ね」とも呼ばれ、3連符を基本としたノリです。ブルースなどには定番ですよね!
(また跳ねがない一般的なビートは「ストレート」と呼ばれます。)
この「スウィング」をそのまま適用したのではリズムが完全に跳ねてしまい、
パターン自体が変わってしまいますが、
少しだけ適用する事で、人間味と抑揚を与える事ができます。
ドラムはもちろん、その他楽器でも問題なく使用できます。
ProToolsのスウィング設定方法
スウィングを適用するノートやクリップを選択し、
右クリック → 「イベント操作」 → 「クオンタイズ」を選択します。
0~100%で調整し、0で完全なストレート。100で完全な跳ね。
ノリを出すのは10%~20%が目安です。
ある程度の参考数字を記載しましたが、楽曲によっても大きく変わってきますので、
耳で確かめながら色々な数字を試してみてください。
この「スウィング」を活用し、ノリの良い楽曲を作ってください!!
製品のご購入
このような記事も読まれています
ランダマイズ機能で微妙な変化をつける
名前の通り、適当にノートを前後にズラす機能です。打ち込みへ人間味を加えたり、効果音を作成する際に向いています。
グルーブクオンタイズを使用する
この「グルーブクオンタイズ」機能を使用する事で、お気に入りのパターンから「音色」以外の要素を抽出して楽曲中で使用することができます。
ギターの打ち込みテクニック
ギター打ち込みは、独特のボイシングに加え、6本弦の表現が非常に奥深いです。しかし、少しの工夫を加えるだけでかなり生ギターに近づけることができます。
生っぽいドラムの打ち込み(タイミング編)
ここではドラム打ち込みのテクニックを解説していきます。演奏タイミングを少し工夫するだけでも聴こえ方が大きく違ってきます。