DTM初心者講座 MIDIの基礎知識 1
打ち込みの基本となるMIDIを理解する
DTMを行う上で、避けて通ることができない項目が、「MIDI」の基本概要です。
俗に言う「打ち込み」という言葉も、このMIDIを使用した音楽制作のことを指します。
ここでは数回に分けて「MIDI」の基本を解説していきます。
MIDIの基礎知識 説明動画
- 1MIDIの基礎知識
- 2MIDIの「パラメーターと数値」について
- 3ソフトシンセ/プラグイン DAW対応規格の注意点
- 4オーディオインターフェイス選びの注意点
- 5サンプラー 1 素材をサンプリングしてリズム楽器を作る
- 6サンプラー 2 素材から音程楽器を作る
- 7ピアノロールとリズムの読み方 1
- 8ピアノロールとリズムの読み方 2
- 9ピアノロールとリズムの読み方 3
- 10必ず合わせたい楽曲の基本チューニング
- 11連符について
MIDIとは?
MIDIとは音源を演奏させるための情報です。
音程、音量、長さなど様々な演奏情報を与えることができます。
ここでご注意いただきたいのが、MIDIはサウンドを持っていないということです。
このMIDI情報と音源の2つが組み合わさり、音楽が演奏されるという仕組みです。
MIDIのIN/Out
MIDIトラックには必ず「In/Out」が備わっています。
- In_MIDI情報を入力するために使用します。
お使いのデバイス(MIDIキーボード)を指定します。 - Out_打ち込まれたMIDI情報をどの音源に送り演奏させるか?を指定します。
ここを間違えると音が鳴らないという現象が起きます。
MIDIのチャンネル
MIDIには「1〜16」のチャンネルという概念があります。
これはテレビのチャンネルにも似ています。
音源によっては、複数の楽器を同時に鳴らすことができるものが存在します。
そして、その楽器には異なるチャンネルが割り当てられます。
MIDIトラックのチャンネルと、音源のチャンネルを合わせることで、
打ち込んだMIDIの演奏情報を指定した楽器に送ることができるという仕組みです。