Protools 11 新機能_3 その他
小さい改善がかなり便利に
ここまでProtools 11 新機能を記載してきましが、今回で最終回です。
当初は「64bit化」「オフラインバウンス」がメインと思っていました。
しかし、こうしてみると
動作パフォーマンスを含め、かなり有効な改善点が随所で見受けられました。
とても有意義なアップデートでこれからの制作が楽しみです!!
新機能記事アクセス
Protools 11 新機能_1 オフラインバウンスなど
Protools 11 新機能_2 ショートカットなど
Protools 11 新機能_3 その他_当記事となります
Undoが64段階まで遡ることができるように
作業の中で、かなり頻繁に使用するのが「Undo」機能です。
1つ前の操作に戻す定番操作ですね。
この操作を「64回段階前」まで遡ることができるようになりました。
ここで重要なのはProtools10以前は何回まで可能だったかを考えないことです(笑)
オートフェード
全オーディオファイルにオートフェードを適用することができます。
クリップ同士の編集、繋ぎ目を調整する手間を省くことができます。
トランスポートパネルの「フェード」を点灯させ、
その右から「ms_ミリセカンド_1000分の1秒単位」 での調整を行います。
ms(ミリセカンド)の解説
アウトプットメーター
楽曲のマスター音量をトランスポートから確認できるようになりました。
トランスポート部分の赤囲み部分をクリックし、
メニューから「アウトプットメーター」を選択します。
このように表示が可能です。
同じ要領で画面上部にも表示が可能です。
ミキサーウィンドウでのメーター表示
ミキサー画面上のトラックメーターの表示形式を変更することができるようになりました。
トラック部分を右クリックすることで表示を切り替えることができます。
マスタートラックはその他トラックと異なる表示形式を選択可能です。
遅延補正が自動に
Protools 10では遅延補正のレベルをご自身で決定していましたが、
これが自動化されました。
上メニュー → 「オプション」 → 「遅延補正」を選択し、チェックをつけます。
これで遅延補正がオンとなります。
新しいクリック
メトロノームも新しくなっています。
「頭拍_1拍」と「2.3.4拍」を細かく調整することができます。
赤囲み部分からは、
様々なプリセットクリック音を選択することができます。種類も増えています。