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Track & Stem Deck の CUE(キュー)のマネージメント DJ Traktor 使い方

CUEについて

Digital DJシステム(CDJ含)では、CUE(キュー)という概念があります。
キューとは「楽曲上の特定の位置をを記録しておくもの」であり、
DAWにおけるマーカー機能のようなものと考えてください。
TraktorのCUEにはいくつかのタイプがあり、ループポイントとして記録すること等も可能です。

CUEパネル

cue

キューポイントは「ホットキューボタン」(上図1)で最大8ポイント設定する事ができます。
各キューポイントに対しては、上図2の箇所で名前をつけ、
キュータイプセレクター(上図3)にてタイプ選択を行います。
主なキュータイプは以下の通りで、それぞれに応じてホットキューボタンが色分けされます。

  • Grid (白):等間隔のグリッドをボートラインとして表示し、
         ビートグリッドの開始点を設定するキュー
  • Cue(青):シンプルに場所を示すキュー
  • Loop(緑):ループポイントを保存しているキュー

上記の他には、クルーズモード使用時にミックス箇所を決められる”Fade-in”、Fade-Out”、
指定したポイントへ移動した状態で楽曲がロードされる”Load”があります。

なお、社のS5やS8等のコントローラを使用した場合、
ホットキューボタンの色が連動しますので、視覚的に把握しやすくなります。

CUEの編集

キューポイントの追加

設定したいポイントを中央の赤いラインの位置に合わせて、
空いているホットキューボタンを押す事で追加します。
細かく位置を調整したい場合に波形右部の、”+”と “ー“で波形をの時間軸を拡大縮小できます。

cue-edit

表示されているビートグリッドに合わせてキューを追加したい場合には、
メインパネルのSnapボタンをオンにしておくと、
最も近い位置のビートグリッドにキューポイントを設定
できます。

snap

cue_added_2

キューポイントの削除

削除したいホットキューボタンを選択した後、ゴミ箱マークを押します。

trash

ワンポイント

下図の様にBeatGridが不均一な場合に、BeatSyncモードを使用すると、
Traktorが無理に位相を合わせることで拍がずれてしまい、
上手くミックスが出来ない場合があります。
こういった際、キューの種類をGridにすることで解決する事があります。
(テンポが常に一定の曲に限ります)

onepoint


記事の担当 田澤 伸浩/Nobuhiro Tazawa

Sleepfreaks DTM講師 田澤 伸浩
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