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Native Instruments KOMPLETE KONTROL Ver1.6.2 新機能の解説 使い方

Logicとの連携やアルペジオ機能が強化

KompleteKontrol

KOMPLETE KONTROL Ver1.6.2では、Apple社のDAW「Garageband/Logic」との連携や、
プリセットを選択するブラウズ機能が強化されています。

特にアルペジエーターには多くのパラメーターが加わり、
更に複雑なコントロールが行えるようになっています。

KOMPLETE KONTROL 解説動画へのアクセス

  1. 1製品概要
  2. 2ブラウズ機能
  3. 3ライトガイドとクリアビューディスプレイ
  4. 4スケール機能
  5. 5コード機能
  6. 6アルペジオ機能
  7. 7オートメーションとMIDIモード
  8. 8KompleteKontrol 1.1 新機能
  9. 9KOMPLETE KONTROL Ver1.5 新機能の解説
  10. 10KOMPLETE KONTROL Ver1.6.2 新機能の解説
  11. 11KOMPLETE KONTROL Ver.1.9.3 「DAWのコントロール」で快適な制作環境を構築する
  12. 12Komplete Kontrol Ver.1.9.3「ホストインテグレーション機能」CUBASE編
  13. 13KOMPLETE KONTROL Ver 2.0 の新機能 NKS FX
  14. 14Maschine / KompleteKontrol お気に入り機能

KOMPLETE KONTROL 1.6.2へのアップデート方法

全KompleteKontrolシリーズで使用可能です。

ServiceCenter

まずは「ServiceCenter」を起動します。

  • Mac : 「システムHDD」→「アプリケーション」→「Nativeinstruments」
  • Windows : 「Cディスク」→「ProgramFile」→「Nativeinstruments」

の中に収納されています。

アップデート

「アップデート」に表示されますので、ダウンロード/インストールを行えばアップデートは完了です。

Garageband/Logicとシームレスに連携

Logic

再生/停止/ループ/レコーディングなどのトランスポートセクションが、
Garageband/Logicとシームレスに連携されています。

特別な設定を必要とせず、トランスポートをコントロールすることが可能です。

ブラウズ機能が強化

クリアビューディスプレイ

Kompleteなどの音色プリセットを、クリアビューディスプレイから確認し、
呼び出すことが可能になりました。

この機能を有効にするには、設定が必要です。

Preferences

「Edit」→「Preferences」を選択します。

Preferences-8

「Navigate」の「Browse Mode」から「Hardware」を選択します。

これで設定が完了です。
次のブラウズ時から、クリアビューディスプレイにプリセットが表示されます。

新たにパラメーター追加されたアルペジエーター

アルペジエーターに新パラメーターが追加され、
より豊富なバリエーションを演奏させることができます。

ARP-2

  • Retrigger : ここで指定した音数が演奏された後、フレーズの頭に戻ります。
    例えばド・ミ・ソという3和音の場合、値を「2」にすると、
    演奏は「ド(1)/ミ(2)」を繰り返すことになります。
  • Repeat : ここで指定した回数分、各構成音を繰り返し演奏した後、次の音へ移ります。
    例えばド・ミ・ソという3和音の場合に、値を「2」とすると、
    各構成音が2回ずつ繰り返され「ド(1)/ド(1)/ミ(2)/ミ(2)/ソ(3)/ソ(3)」となります。
  • Offset : アルペジオの開始音を変更します。
    例えばド・ミ・ソという3和音の場合、
    ・値を「+1」にすると「ミ(2)/ソ(3)/ド(1)」
    ・値を「-1」にすると「ソ(3)/ド(1)/ミ(2)」
    という演奏順序になります。
RANGE

RANGE

アルペジエーターを適用する音域を指定し、通常の演奏と使い分けることができます。
特にライブ演奏時に便利な機能です。

  • Min. key : アルペジエーターが適用される最低音を指定します。
    ここで設定した音高より低いノートは、通常の演奏として発音されます。
  • Max. key : アルペジエーターが適用される最高音を指定します。
    ここで設定した音高より高いノートは、通常の演奏として発音されます。