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初心者でも簡単!リミックス講座 ③オーディオエディット

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原曲の素材を活かしオリジナリティを付加する

リミックス講座第3弾となる今回は、オーディオエディットの様々な手法について解説していきます。

リミックスにおけるオーディオのエディットは、元の素材うまく活用しつつ、斬新な効果を生み出すための重要なアプローチと言えます。
原曲へのリスペクトとリミックスのオリジナリティを同時に表現できれば、原曲との比較の観点を与えることができ、作り手にも聴き手にもリミックスならではの楽しさを与えることができます。

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リミックス講座③ オーディオエディット 動画解説

【連動企画】初心者でもコンテストに応募できる!

本講座は、「Hiroshi Watanabe”Dignity of Life”Remix Contest by Re:animation」との連動企画となっています。
このコンテストにはビギナー部門も用意されており、初心者の参加も大歓迎とのことです。

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本講座で使用する原曲もコンテスト課題曲と合わせてありますので、ぜひ下記リンク先より素材をダウンロードし、参加を前提としながら読み進めてみてください。きっとモチベーションが倍増するはずです!

 

また、コンテスト参加にはSleepfreaksニュースレターの購読(無料)も必須となっておりますので、こちらもお忘れなくお願いいたします。

オーディオの前後を反転させる「リバース」

比較的お手軽に素材の雰囲気を変える手法としては、「リバース」がおすすめです。

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オーディオイベントの前後を反転させ、テープを逆再生させたような効果を生む手法で、多くのDAWに標準装備されている機能を使って簡単に行うことできます。

今回はリズムループをリバースさせることで、金物等がフェードインすることにより、ノリが少し後ろにずれるような面白い効果を得ることができました。
その他、ギターやピアノなどの減衰する楽器トラックに使用してみるのも面白いです。

DAW別 リバース適用方法

ピッチを変えてフレーズに変化を与える「ピッチシフト」

「ピッチシフト」を使って、オーディオ素材のピッチを変えてしまうのも有効な手法です。

pitch1

こちらも多くのDAWに標準機能として備えられています。
サンプルでは元素材と、ピッチシフトを行ったオーディオを交互に配置することで、上下に動くようなフレーズを生み出しています。

pitch2

ピッチシフトを行う際、原曲のキーに合わせやすい音程として、5度上下(-5,+7)、オクターブ上下(-12,+12)が挙げられます。メジャー/マイナー問わずハーモニーを崩さないため、他のトラックのコードとぶつかりにくい音程です。

DAW別 ピッチシフトの適用方法

ピッチシフトの応用技「テープストップ」

連続してピッチを変化させる機能を用いて「テープストップ」と呼ばれる効果を作ってみましょう。

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サンプルのように、フレーズの切れ目にテープストップを埋め込んでいくと、テープを一度止めてまた再生し始めたような面白い雰囲気を得ることできます。

tape_stop-2

テープストップ効果を得るには、ピッチのエンヴェロープ機能等を使い、ピッチ変化の幅やスピードを調整しつつ、狙いたい雰囲気に合わせていきます。

DAW別 テープストップの適用方法

オーディオエディットの王道「カットアップ」

最後にご紹介するのは、オーディオを切り刻んで再構築し、新たなリズムやフレーズを生み出す「カットアップ」という手法です。
過去に別のカテゴリーでも解説していますが、切り刻んだものを並べ替えたり、サンプラーに読み込んで演奏するといったやり方もあります。

cut_up-1

上のサンプルのように、一旦16分等の単位で切り刻んでおいて、部分的に削除するだけでも、素材から意外性のある変化を引き出すことができます。

cut_up-3

切り刻んだオーディオをコピーして連続させ、各々を短くすることでフィル的な効果を生む、といった手法もよく用いられます。

cut_up-4

さらに、オートメーションでパンに変化を与える等のテクニックと組み合わせれば、よりトリッキーな効果を得られるでしょう。



次回は、リミックスにおける「エフェクト」の効果的な用い方について解説していきます。どうぞご期待下さい!