生っぽいドラムの打ち込み(ベロシティ編)
非常に重要なドラムベロシティ調整
ドラムは楽曲の雰囲気やジャンルを左右する重要なパートです。
ドラムを打ち込む中で「生っぽくならない」という悩んでいる方も多いと思います。
これには様々な原因が考えられますが、1番最初に試して欲しいのがこのベロシティです。
ベロシティとは??
DTMでは打ち込み音の強弱を「ベロシティ」と呼び1~127の数字で強弱を表します。
「数字が大きいと音量も大きく、小さいと音量も小さくなり、数字が0で無音になります」
ドラムなどの打楽器は強弱が非常に大切です。
普通にリズムを書くだけでは、ベロシィティは全て一定になってしまいます。
常に一定の強さでは、面白みにかけますし生っぽくなりません。
人間が叩いていることを考えると常に一定の音量というのはありえません。
そこでベロシティを使い強弱をつけていく訳です。
ドラムベロシティ調整のコツ
それではどのようにベロシティを調整すればいいのでしょうか??
いくつかのコツをご紹介します。
頭の拍を強く、裏の拍を弱めにする
人間はどうしても拍の基準になる頭拍が強くなるという傾向があり
また聴く方もそれが一番安定して聴こえます。
そこで1、3拍目のキック、2、4拍目のスネアを他の音に比べ大きめに設定します。
ベロシティは(100~110)
裏拍は小さめに
・キックの8分裏、16分裏は小さめ。ベロシティは(60~80)
・スネアのゴーストノートなどは裏拍に入ることが多いので小さめ。ベロシティは(40~60)
・ハイハットは8分音符で刻んでいる場合、8分音符の頭拍を強め(80~100)にし、
8部の裏拍を小さめ(50~70)に設定することで、かなりいい感じになります。
使っているソフトや音色などで聞こえ方が変わるため、
上記ベロシィティの数字を目安に耳で確認しながら進めてみてください。
リアルタイムレコーディングを活用する
そして、手っとり早く強弱をつける方法としては鍵盤を使用し、
リアルタイムでドラム録音を行うというものがあります。
自分が鍵盤で弾くわけですから嫌でもベロシティに変化がつきます。
何度か演奏をし、良いテイク選んで微調整します。
演奏時の強弱を活かし、タイミングや若干のベロシティ調整を行います。
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