ピアノトラックとコード進行の作成 Cubase Proで作る旬なエレクトロミュージック
本記事は、Cubase Proでエレクトロミュージックのピアノトラックを制作する方法を解説しています。HALION SONIC SE付属のYAMAHA S90ES Pianoを使用し、コードトラック機能でコード進行を効率的に入力できることが特徴です。クラブミュージック系ポップソングでよく用いられるコード進行の傾向や、テンションコード・ボイシング技法を学ぶことで、サウンドに厚みと独特の雰囲気を付与できます。クローズボイシングとオープンボイシングを複数トラックで組み合わせることにより、音域のバランスを取りながら、より洗練されたオリジナル楽曲の制作が可能になります。

「旬なエレクトロミュージックの作り方」今回はピアノのバッキングとコード進行です。
近年のビルボードチャートでよくみられるクラブミュージック系ポップソングのコード進行と、各ノートのボイシングについて解説していきます。
ピアノ コード進行 動画解説
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※プロジェクト内のサンプラートラックが再生されない場合
サンプラートラック内の比較ボタン「A/B」を切り替えた後に再生を行ってください。
- 1ドラムキットの選出・パターンの作成
- 2ピアノ コード進行
- 3ベースのサウンドメイキングとフレーズ作成
- 4ボーカル素材を用いたハーモナイザーの使用
- 5バッキングシンセでサビに厚みと迫力をつけるテクニック
- 6楽曲を盛り上げるSE系トラックの制作テクニック
- 7マスタートラックへのエフェクト適用
YouTube動画への質問と回答の抜粋
3分31秒あたりのコードパッドからコードトラックへの入力の際、コードを置きたい場所におけず、拍の最初や中間に自動でそろえられてしまいます。この動画のようなタイミングで配置することができないのですが、どういった操作をされているのか教えていただけないでしょうか?
コードの移動はグリッド値に依存します。 そのため、グリッドの間隔を細かく設定した上で、目的のタイムラインへドラッグしてみてください。
とても良い動画ですが、デフォルトの黒地のままなので、ピアノロールの一つの入力されたバー(薄青)を選択したとき黒くなって、黒地の溶け込んでちょっと見えないなと思いました。まあキューベースの仕様がそう変わったので仕方ないのだとも思いますが、少し困ったものですね。 厚かましくもプロジェクトをダウンロードさせていただき、色々勉強させてもらっています。とてもきめ細かく、ここまでは自分は出来ないなとも思いながら、エッセンスだけでも物にしたいと、各所を研究させていただいています。本当に感謝致しています。大変失礼しました。
プロジェクトのご活用、誠にありがとうございます。 カラーに関しまして、環境設定の画像部分より変更が可能です。 https://app.box.com/s/rqcdezdccjzmyrqz20n28l28gm8ce1o1 快適に使用できるようにカスタマイズを行ってみてください。
Pluckの音色は何でしょうか?
サウンドはオリジナルで作成しております。 OSC1は「Downsampled Sine」 OSC2は「Come Saw 01」を使用しています。 記事の最後にPLUCK部分を追記しました。 プロジェクトもダウンロード可能ですので、是非ご確認ください。 https://sleepfreaks-dtm.com/produce-recipe/electro-music-create-5/
ピアノサウンドとコードトラックの活用
ここで使用していくピアノ音源は「HALION SONIC SE 2/3」に付属する「YAMAHA S90ES Piano」です。

帯域バランスも良く、非常にリアルなピアノサウンドを得ることができます。
ここではコードを把握しやすいよう予めコードトラックへコードを入力しています。

コードネームを目的のトラックへドラッグ&ドロップすることで、即座にコードノートがMIDIノートが作成されるのも大きな特徴です。

クラブミュージックではコード進行のバリエーションは比較的少ない傾向にあります。
今回の楽曲も全体を通して、同じようなコード進行をループさせています。
テンションコードやボイシングについて
サウンドとコードを入力した後は、テンションコードやボイシングを確認していきます。

後に解説を行うPluckサウンドやピアノなど、コードを演奏するトラックでは、サウンドに厚みを持たせるために、和音の下に支えとなるルート音を入れることが頻繁にあります。
このピアノのトラックも同様です。

最初のコードは低めのポジションにルートのCを入力。
そこから5th、Root、9th、3rdとノートを積み重ねていき、Cadd9というコードを作りました。
ピアノは楽器の特性上、各ノートの間隔が狭いクローズボイシングとなっている部分もポイントです。
このようにテンションを取り入れることで、楽曲に独特の雰囲気を与えることができます。
- クローズボイシング : 和音の構成音を1オクターブ内に配置してコード演奏を行う
- オープンボイシング : 和音の構成音が1オクターブ以上になるように配置してコード演奏を行う
クローズボイシング/オープンボイシングについて
基本のコード進行を作成した後は、ノートを足して響きを確かめるという癖をつけておくと、よりオリジナリティある楽曲を作成しやすくなります。
例えばディグリーネームで表すところのⅣmajにあたる部分では、add9thがよく使われるなど、好みの楽曲から傾向を探ることが重要です。

シンセのPluckやパッド、そして、ストリングスなどのトラックではこのような各ノートの間隔が広いオープンボイシングを用いることもよくあります。
コード楽器が複数重なる個所では、オープンボイシングとクローズボイシングのトラックを重ねて厚みを出し、特定の音域に音を重ね過ぎないなどのコントロールを意識していくと良いでしょう。
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- MPP(Twitter)https://twitter.com/SteinbergJP
- 音楽制作番組Sound Roster(Fresh!)https://freshlive.tv/ymjsoundroster
製品ページ : https://japan.steinberg.net/jp/products/cubase/start
よくある質問
Q1. Cubaseのコードトラック機能はどのように使いますか?
コードネームを入力後、目的のトラックへドラッグ&ドロップするだけで、自動的にMIDIノートが生成されます。コード進行の把握が容易になり、制作効率が大幅に向上するため、初心者にも推奨される機能です。
Q2. クローズボイシングとオープンボイシングの使い分けはどうすればいいですか?
ピアノなど厚みを持たせたい楽器にはクローズボイシング、シンセパッドやストリングスなど空間的な響きが必要な場合にはオープンボイシングを選択します。複数トラックで両者を組み合わせると、より立体的で豊かなサウンドが実現できます。
Q3. クラブミュージックのコード進行に特徴はありますか?
クラブミュージック系ポップソングは比較的シンプルなコード進行をループさせることが一般的です。テンションコード(add9など)を加えることで、シンプルながらも独特の雰囲気を持つ楽曲を作成できます。
記事の担当 宮川 智希/Tomoki Miyakawa

オンラインDTMレッスン専門 / 2009年から17年





