ドラムキットの選出・パターンの作成 Cubase Proで作る旬なエレクトロミュージック
Cubase Pro付属のGROOVE AGENT SE 4を使用したエレクトロミュージック制作における、ドラムキット選出とリズムパターン作成の実践的なテクニックを解説した記事です。キック・スネア・ハイハットそれぞれについて、周波数特性や定位、余韻といった音響的な視点から選定基準を学べます。読者はアタック感の強化やステレオ/モノラルの組み合わせなど、プロフェッショナルな手法を習得することで、楽曲のクオリティを大幅に向上させることができます。

当カテゴリーではCubasePro 9.5 に付属する純正のインストゥルメント・エフェクトのみを最大限に使いこなして「旬なエレクトロミュージックの作り方」を解説していきます。
当カテゴリーを通して、解説を行っていく楽曲はこちらとなります。
第1回目はエレクトロミュージックの核となるリズムトラックとなります。
各キットの選定基準と、ウワモノに絡み合うリズムパターン作成の手法を解説していきます。
特にキットの選択は楽曲の印象やクオリティが大きく変わりますので、しっかりと理由を持って選択していくことが重要です。
リズムキットの選出 動画解説
YouTube動画への質問と回答の抜粋
すごく勉強になりました。これが無料で見れるなんて信じられません・・・ドラムトラックの定位についての話がありませんでしたが、HH、BD、SD、Tamb全てセンターで良いのでしょうか?
キック、スネアは基本的にセンターに配置します。 ハット、タムは好みに応じて左右に振り分けることが多いです。 記事ではプロジェクトも配布しておりますので、その中でドラム定位もご確認いただけます。 是非、ご活用ください。 https://sleepfreaks-dtm.com/produce-recipe/electro-music-create-1/
DTM初心者です。いつも参考にさせていただいています。 キックの音作りの際にクリックとサブでサンプルを分けていましたが実際に打ち込むときにどうしたら一つのMIDIノートにできるのでしょうか?
ここではKickをクリックとサブで分けているため「C1」と「C♯1」に対してMIDIノートを打ち込んでいます。 GrooveAgent側 https://app.box.com/s/coshmmkvgng12ys9azdz2xl39zkmrpst ピアノロール側 https://app.box.com/s/ozpoeuodugo06s2gajzoj5qwzv51m6lw 以下、第2弾の動画で打ち込んでいる箇所です https://youtu.be/8y-tGATnGjk?t=98 もし2箇所に打ち込むのが面倒ということであれば、この手法ではなくKickのサンプルを探すか、 余裕があればKick専門の音源「Sonic Academy Kick 2」などを購入されるのも良いかと思います。 https://youtu.be/AKMYp6KzsUE 参考になれば幸いです。
mediabayを鳴らしてもfrequencyが反応しないのですがどうすれば良いでしょうか
frequencyがマスタートラック(Stereo Out)に適用されていることをご確認ください。 もし、適用されていた場合は、画像のようにControlRoomをオフにした状態でお確かめください。 https://app.box.com/s/gx46xvdx19y6nitd3iqi3nvhv4b3kpwk
cubase proの購入を検討しているのですが、この動画でmediabayから選択しているサンプルもcubase付属のものなのでしょうか?
はい。当解説動画で使用しているサウンド、シンセサイザー、エフェクトは全てCubaseProに付属しているものとなります。
pluck音はどこで作ってますか……?
ご要望を多くいただいておりましたので、記事の最後にPLUCK部分を追記しました。 https://sleepfreaks-dtm.com/produce-recipe/electro-music-create-5/
high Sierra のOSなんですが、マイク反応しないですしスタインバーグのページで見ても何が何だかわからないんです。11月中旬に対応したバージョンが出るって書いてあったんですがこちらですか?
11月中旬に対応したバージョンというのは、当動画ではございません。 詳細は分かりかねるのですが、先日Ver9.5.41がリリースされていましたのでご確認を行なってみてください。 https://japan.steinberg.net/jp/support/downloads/cubase_pro_artist_95.html
パターンの構築 動画解説
Cubase楽曲プロジェクトのダウンロードはコチラから!
※プロジェクト内のサンプラートラックが再生されない場合
サンプラートラック内の比較ボタン「A/B」を切り替えた後に再生を行ってください。
- 1ドラムキットの選出・パターンの作成
- 2ピアノ コード進行
- 3ベースのサウンドメイキングとフレーズ作成
- 4ボーカル素材を用いたハーモナイザーの使用
- 5バッキングシンセでサビに厚みと迫力をつけるテクニック
- 6楽曲を盛り上げるSE系トラックの制作テクニック
- 7マスタートラックへのエフェクト適用
リズムパターンの打ち込みについて
今回、打ち込んでいくのはサビのセクションでの基本パターンです。

リズムの隙間に上物のサンプルやシンセなどを入れて、交互に聞こえさせるような楽曲に仕上げていきます。

そのような場合はキックの音数が多くなりすぎないようリズムの隙間を意識をすることがポイントです。

これは全ジャンルに言えることですが、3拍目の頭にキックを入れることでパターンが重たくなる傾向にあります。
パターンを作成していて、重たい、垢抜けないなどを感じた場合は、この部分を抜いたりズラしたりしてパターンを確かめてください。

スネアは多くのパターンで用いられる2/4拍目。
ハイハットもシンプルな8分音符となります。
キットの選出について
リズム音源は「GROOVE AGENT SE 4」を使用していきます。

豊富なプリセットが用意されているだけではなく、単発のサンプルから希望のサウンドを組み合わせてオリジナルキットを作成することができます。

このように「メディアライブラリ」からサウンドを試聴して、サンプルをドラッグ&ドロップで配置していくことができます。
キックのポイント
エレクトロミュージックは低域が豊かで、しっかりと抜けるアタック感のあるサンプルを選択することが重要です。
キックのポイントは下記となります。
- 周波数を意識して選択する
- アタック成分を付加する

マスターチャンネルにFrequencyを挿しておくことで、サンプルを選択していく段階で周波数分布を確認可能です。
50-80Hzに注目してピークのあるものを選択していきましょう。
キックのアタック感を強化するために、アタック音のみを持つサンプルを重ねるテクニックがあります。

ハイハットや、別のキックサンプルなどを選択し、サンプルの冒頭部分のみが鳴るように設定します。
これをメインのキックと同時にならすことで簡単に楽曲の中で抜けの良いアタック感を付加させることができます。
スネアのポイント
スネア/クラップのポイントは下記となります。
- 定位の広がりを意識する
- 余韻の長さをコントロールする
定位の広がりとは左右に広がりのあるサンプルのことです。

このようなモノラルのスネア/クラップに

ステレオのスネア/クラップを組み合わせることで、豊富なサウンドバリエーションを生み出すことができます。
Aメロはモノラルのみ打ち込んでおき、サビで重ねて広がりを出すという手法も有効です。

スネアの余韻の長さもまた楽曲のノリに影響を与える要素です。
楽曲のテンポを考慮し、楽曲を再生しながらサンプルを鳴らして、サウンドの変化を観察することが大切です。
ハットのポイント
ハイハットサンプルのポイントは下記となります。
- 音抜けを意識する
- サウンドの長さを考慮する

明るく抜けの良いサウンドイメージの場合は高域にしっかりとピークを含むものを選択します。
次にサンプルの長さです。
当楽曲では8分音符で刻んでいるパターンを想定しています。
パターン自体には主張が少ない為、リズムの間を持たせる意味でもリリースが長いハイハットを使用して存在感を出しています。
- 短めのサンプル

- 長めのサンプル

これらを意識してキットを視聴、選出するだけで飛躍的に楽曲のクオリティを高めることができます。
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- MPP(Twitter)https://twitter.com/SteinbergJP
- 音楽制作番組Sound Roster(Fresh!)https://freshlive.tv/ymjsoundroster
製品ページ : https://japan.steinberg.net/jp/products/cubase/start
よくある質問
Q1. エレクトロミュージックでキック音を選ぶときに最も重要なポイントは何ですか?
50~80Hzの低域にしっかりとピークがあり、アタック感が明確なサンプルを選ぶことが重要です。マスターチャンネルにFrequencyプラグインを挿し、周波数分布を確認しながら選定することをお勧めします。
Q2. キックのアタック感を強化するにはどうしたらよいですか?
ハイハットや別のキックサンプルなど、冒頭部分のアタック音のみを持つサンプルをメインのキックと同時に鳴らすテクニックが有効です。これにより楽曲内での抜けの良さが格段に向上します。
Q3. スネア選びでステレオ/モノラルを使い分ける意味は何ですか?
モノラルのスネアで基本リズムを構築し、サビではステレオのスネアを重ねることで定位の広がりを加え、セクションごとに豊富なサウンドバリエーションを生み出すことができます。
記事の担当 宮川 智希/Tomoki Miyakawa

オンラインDTMレッスン専門 / 2009年から17年







