自分というブランドを考える DTM音楽クリエイターの心得
ブランド感とは?
ホテルを考えてみてください。
「泊まる」という同じ目的にも関わらず、各ホテルで値段設定が大きく異なります。
同じ立地だったとしても、この差は当然あります。
これが「ブランド感」です。
安いホテルは「サービスが悪いのか?」「ご飯がまずいのか?」
一概にそうとも言えません。
しかし値段が違う。
それは、そのホテルの価値です。
このホテルに泊まると
- ゴミ1つ落ちておらず清々しい
- 贅沢な気分になる
- スタッフが非常に丁寧
- 雑誌/テレビなどメディアで紹介され有名
など。
そのホテル経営者がお客様にどう感じて欲しいのか?
これを徹底しています。
その基準を維持するためのお金でもありますが、
値段を上げてもお客様が来ます。
経営者が考え、提供したサービスに満足したお客様がリピーターとして再び来店する。
というような好循環になります。
これはサウンドクリエイターにそのまま当てはまります。
クリエイターにとってのブランド感とは?
上記ではホテルを例に「ブランド感」を記載しましたが、
これをサウンドクリエイターに当てはめてみます。
- 誰にも出せない独特の世界観
- 作業が早く的確
- 人脈が豊富で仕事を良い方向に運べる
- メジャーアーティストの作品を手掛がけている
このブランド感の要素は人の数だけあり、
自らの売りを作ることもできます。
そして、そのブランド感を最大限に引き出すには?
「ご自身が仕事を通して何を伝えたいのか?」
その想いを明確にし行動していくことです。
- 作品を聴く方に自分の想いを伝えたい
- 依頼主にこの人に頼んで良かったと思わせたい
- 作品に対して多くの反響がほしい
そして、そのためにはどうすれば良いか?
こう考えていくと、その方法が色々と出てくることと思います。
すると今まで問題がないと思い行っていた行動が、
想いや信念とは矛盾していたことに気がついたりします。
例えば
- お礼をしていなかった
- いつもギリギリの納品になっていた
というような行動面から
- サウンドと歌詞のバランスが気に入らない
- この音程では作品が誤解されて捉えられてしまう
などの作品面まで。
気になる部分を徹底的に正していきます。
そして、気がつくと物事に対しての基準が高くなっています。
この基準感覚が変わってくることで、
生み出す作品の質も間違いなく洗練されます。
この基準の高さがそのクリエイターの「ブランド感」に直結します。
また「2_クリエイターとアーティストの違い」で記載させていただきました、
※クリエイターとして一定の幅広いスキルを保有しつつも、
アーティスト活動を行い、その世界観をリンクさせる。
この活動にも必ず必要なことです。
必ずご自身にしかできない仕事ができます。
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