Protools 9の新機能紹介
革命的なアップデート
今回のアップデートで今まで肝だった「オーディオインターフェイス」の縛りがなくなり、
他社のインターフェイスでもProtoolsが使用できる様になりました。
その他にも便利な機能が盛り込まれているので、その一部をご紹介したいと思います。
写真はクリックで拡大可能です。
オーディオインターフェイスの選択
上記にも記載しましたがその切り替え方法をご紹介します。
↑ Protools 上メニュ→ 「設定」→「プレイバックエンジン」を押し、表示されるウィンドウから変更します。
ここでMac、Windowsのスピーカーから音を出すこともできます。
遅延補正エンジン
この機能はトラックに「EQ」「コンプ」などのインサートエフェクトを適用した際に生じる
音の遅れを修正してくれるというものです。音の遅延で全体のサウンドが変わります。
正確なタイミングでトラックをモニタリングすることにより、より高い精度でMIXを行う事ができます。
↑ 遅延補正には「ショート」と「ロング」の2種類あり
使用するインサートによって使い分けます。
「ロング」方がより大きな遅延に対応しますが、その分CPUを多く使用します。
大抵は「ショート」で十分だと思います。
オーディオトラックが96トラックまで使用可能
今まで最高48トラックだったオーディオトラックが倍の96トラックまで使用可能になりました。
沢山のトラックを使う僕としては非常に嬉しいです。
また
同時録音数も18→32トラックへ
Instrumentトラック 32→64トラック
MIDIトラック 256→512トラック
AUXトラック 128→160トラック
バス数 32→256
と大幅な進化を遂げています。
トラックアウトから新規トラックが可能に
これによりルーティングをより簡潔、素早く行う事ができ、作業時間短縮へ繋がります。
MP3への書き出し
↑ 直接MP3へ書き出すことができるようになったため、相手に楽曲を送ったり、
iTunesで管理することが容易になりました。
嬉しい機能です。
Protools 9 アップデートの注意点
最新版には付き物のトラブルにご注意ください。
最新のオーディオドライバーが必要
Pro Tools用インターフェースをお使いの方はProtools9をインストール後に
インターフェイスが反応しなくなります。
URLから最新のドライバーをダウンロードしてください。
iLokが必要
今まで「シリアル+ハードウェア管理」だったライセンスシステムが変更になり、
iLokによる認証になりました。
iLokを持っていない方は購入が必要になります。