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Dorico 6の新機能を厳選して紹介

Dorico 6の新機能紹介

2016年に登場したDoricoですが、あれから9年経った2025年、Version6へと進化しました。
ここでは新たに追加された注目の機能を厳選して紹介いたします。

※Proエディションをメインとして進めていきます。

「校正パネル」の搭載

最大の目玉機能、スコアやパート譜を自動的に判断して、演奏現場で問題や疑問が生じそうな箇所を特定してくれます。

右の「校正パネル」を開くと、リスト形式で示されています。

例えば、ここに重複された不要な音部記号の指摘があります。
クリックすると該当の箇所がハイライト表示されます。

該当の指摘を修正すると、校正の指摘リストからは削除されます。

他にも、カテゴリー選択にあるように、拍数と拍子記号の不一致、調号、音部記号、奏法指示の重複や長休符のあとの強弱記号の提案、持ち替えのチェック、重音の技術的な問題なども指摘してくれます。
これらカテゴリーはフィルターで絞り込むこともできます。

「カットアウェイ」に対応

近現代の表記として見られる、休符の小節を五線譜ごと隠して表記する「カットアウェイ」に対応しました。

手動で設定する場合には「コンテキストメニュー」→「譜表」→「カットアウェイ作成」の各種から選択します。

このように段頭に必要な音部記号が表示された状態も、ワンクリックで作成できます。

「レイアウトオプション」の「譜表と組段」内の「カットアウェイ」や「浄書オプション」で、全体的な対応や、さらに細かな表示設定を変更することができます。

コード記号の改良

主にコード機能が2点拡張されました。
ひとつは複数行表記の対応です。

「ポップオーバー」で上下の矢印キーをタイプすることで、2行目以降の行を指定することができます。

Shift+Alt(Option)で延長線の表示、下部「プロパティー」から線の種類の変更、あるいはコードそのものを括弧表記にすることもできます。

もうひとつは「カスタムコード記号作成機能」の強化、外観を好みに近づけることができます。

「サイクル」再生

任意の範囲を設定して、ループ、サイクル再生することができるようになりました。

「再生」メニュー→「サイクル」もしくは、再生ボタンの左横のサイクルボタンで、有効にします。

「フィルビュー」や「ルーラー」の搭載

従来の「ページビュー」「ギャレービュー」に加えて「フィルビュー」が搭載されました。

「ビュー」メニュー→「フィルビュー」もしくは、下部右側の「フィルビュー」で切り替えます。
ページやレイアウトに関係なく、ウィンドウ領域全体に目一杯楽譜が表示されます。

ウィンドウサイズを縮小すると、表示楽譜のレイアウトもサイズに合わせて折り返し表示されます。

「浄書」モードでは「ルーラー」や「グリッド」が表示できるようになり、記号類の細かな配置調整も便利になりました。


いかがでしたでしょうか?
非常に魅力的な機能が加わり、より使いやすく快適な楽譜作成が行えることを感じていただけたと思います。
気になった機能があったという方はぜひアップデートを検討してみてくださいね!

Dorico 5 の使い方をたった1本の動画でマスター

記事の担当 侘美 秀俊/Hidetoshi Takumi

武蔵野音楽大学卒業、映画/ドラマのサウンドトラック制作を中心に、数多くの音楽書を執筆。
オーケストレーションや、管弦楽器のアンサンブル作品も多い。初心者にやさしい「リズム早見表」がSNSで話題に。

北海道作曲家協会 理事/日本作曲家協議会 会員/大阪音楽大学ミュージッククリエーション専攻 特任准教授。

近年では、テレビ東京系列ドラマ「捨ててよ、安達さん。」「シジュウカラ」の音楽を担当するなど多方面で活躍中。

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