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Omnisphere 2.6 新機能 ハードウェア・シンセ・インテグレーションを使用したサウンドメイキング

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ハードシンセとの連携も!更に魅力溢れる製品に進化

OMNI_1

Spectrasonics社よりリリースされている定番の人気ソフトシンセ「Omnisphere 2」
リリースからかなりの時間が経過していますが、バージョンアップを重ねる度に、数多くの魅力的な機能が追加されています。

特にユニークな発想が取り入れられた「ハードウェア・シンセ・インテグレーション」はOmnisphereユーザー必見の機能です!
ここではOmnisphere 2.6 新機能を中心として、実際にサウンドを作成しながら概要や使い方を解説していきます。

Omnisphere 2.6 新機能 解説動画

  1. 1Browserの使用
  2. 2シンセサイザーセクション
  3. 3グラニュラーセクション
  4. 4Ver2.6 新機能 ハードウェア・シンセ・インテグレーション

ハードウェア・シンセ・インテグレーションを使用する

ハードウェア・インテグレーション

Omnisphereには人気のハードウェアシンセサイザーの波形・フィルターなどがエミュレートされたプリセットが搭載されています。
これをハードウェア本体からコントロールできるというユニークな機能が「ハードウェア・シンセ・インテグレーション」です。

この機能のポイントは、サウンドはOmnisphereにより出力され、ハードウェアシンセはあくまでコントローラーとして使用するという点です。

ハードウェア・インテグレーション_Omni

実機のノブやボタンを動かすと、その設定が瞬時にOmnisphereに反映されます。
対応している製品や設定方法は下記のリンクより確認できます。

リンク : https://bit.ly/2XNu6Ms

Omnisphere_HW

お使いのシンセサイザー設定に準じてセットアップを行った後、「HW」から該当のモデルを選択するだけです。

Omnisphere_HW

また、Omnisphereにサウンドが収録されているということは、実機を持っていなくてもこれらサウンドを使用できることを意味します。
人気のハードウェアシンセのサウンドをすぐに楽曲へ取り入れていくことが可能です。

ハードウェア・インテグレーション_Omni Edit

エミュレートされたサウンドに対し、Omnisphere独自の機能やサウンドエディットを加えることができるという点が当機能の最大の強みです。
無限とも言えるサウンドバリエーションを体験することができます。

4レイヤーのサウンドエディットに対応

Omnisphere_サウンドレイヤー

バージョンアップによってオシレーター数が拡張され最大で4つのサウンドをレイヤーすることが可能になっています。
もちろん、各セクションを個別にエディットできます。
より複雑な響きを持つサウンド、効果音の作成など、サウンドメイキングの幅が大きく広がりますね。

LFO/エンベロープの適用

Omnisphere MOD

パラメーターに動きを与えるLFO/エンベロープなどのモジュレーターの数や種類も増加しています。
今まで以上に柔軟なサウンド作りに期待できます。

MOD_アサイン

これらモジュレーターは目的のパラメーターを右クリックして表示される「Modulate」からも素早く割り当てが行えます。

進化したアルペジエイターのコントロール

アルペジエイター Omnisphere

バージョンアップに合わせてアルペジエイターも大きな進化を遂げています。
操作性・サウンド共に今まで使用してきたアルペジエイターの中でもトップクラスの性能を誇ると感じました。

アルペジオのプリセットも豊富に用意されていますので、即戦力として楽曲に取り入れていくことができます。

アルペジエイター機能

各ノートの上部に配置された部分をクリックすることで、様々な演奏効果を与えることができます。

  • Transpose : 演奏されるピッチを半音単位で移調します
  • Slide : ピッチの推移を滑らかにするグライド効果を与えます
  • Chords : MIDIで入力されている和音を演奏します(ボイシング/オクターブ設定が可能)
  • Hi-Low : 演奏されるピッチの最低音/最高音を指定します
  • Step Dividers : ノートを分割して演奏します

これらを組み合わせることで、より複雑で豊かなフレーズ表現が行えます。

傾向が似たサウンドを検索するマッチ機能

現在のプリセットから似た傾向のサウンドを探したいという場面も多いと思います。
Sound Match」を使用することで、「膨大なプリセットの中からサウンドタイプが近いものが選出されます。

Sound_Match

「Match Current Selection」をクリックするだけです。
左のリストに似た傾向を持つサウンドプリセットが表示されます。

プリセットの切り替えに便利なSound Lock機能

Sound_Lock

プリセットを切り替える際に、アルペジエイターの設定やエフェクト設定を引き継ぎたいということも多々あります。
この際に便利な機能が「Sound Lock」です。

引き継ぎを行いたい項目を事前に指定しておくことで、プリセットを変更した際にも設定した項目が維持されるため、より効率的にプリセットを選出することが可能になります。



いかがでしたでしょうか?
発売から時間が経過したOmnisphere2ですが、現在も進化は続いています。

追加されている項目も実用的なものばかりで、人気ソフトシンセの座はまだまだ続きそうですね。
Omnisphere2をお使いの方は無償でアップデート可能ですので、是非これらの機能を活用して楽曲制作を行ってみてください!