DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)| 作曲を行うためのソフト
作曲を行うためのDAWソフト
DTMを行う上で必要不可欠なのが作曲を行うためのソフト「DAW」です。
このDAWは「Digital Audio Workstation」の頭文字をとったもので「ダウ」や「ディーエーダブリュー」と呼ばれます。
DTMとDAWという2つの言葉は見た目や響きが似ていますが、
- DTM(デスクトップミュージック)
パソコンを使って音楽制作を行うこと - DAW(デジタル・オーディオ・ワークステーション)
パソコンにインストールしてDTMを行うための作曲ソフト
となります。
このDAWソフトは多くのメーカーから様々な製品が販売されています。
2025年版 DAWソフト人気ランキング 動画
どのようにしてDAWソフトを選べば良いの?
レッスンの中でもお勧めのDAWソフトは?というご質問をいただきます。
これだけのDAWソフトがあると何を購入すれば良いのか迷ってしまいますよね。
まず把握いただきたい点は、DAWによって特定の音楽ジャンルが制作できなくなるということはありません。
各製品の特性を活かして、より便利に使えるというポジティブな考えで選択してください。
好きなアーティストが使用しているDAWソフトを選択するというのも十分な理由となります。
DTM上級者の中には複数のDAWソフトを使い分けるという方も多いですが、これからDTMを始めたいという場合は、1つのDAWソフトをしっかりと使い込むということが大切です。
そうしなくては、各ソフトごとの特徴を掴むことが難しくなり、ご自身に適したDAWソフトを判断することが困難になってしまいます。
人気のDAWソフト
各ソフトごとに様々な機能や特徴を持っており、より高度な編集や音楽制作を行うことができます。
ご自身のジャンルや音楽性に合ったDAWソフトの参考にしていただければ幸いです。
1位 Cubase | 1190名 使用比率 : 36.9%
※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり
やはりCubaseは強かった。
今年も日本No,1 DAWとして君臨しており、ユーザー数は2位、3位の合計と同等です。
ユーザー数の多さと、それに伴う情報量の豊富さが最大の選択理由となっていました。
自分にとって何が必要かが分からないDAW選択で、困った時に問題を解決しやすいというのは、確かに重要な要素です。
それ以外には「好きなアーティストが使用している」「機器購入時の付属版からの継続使用している」という理由も目立ちました。
使用理由にも挙がっていますが、機能面も充実していますし、アップデートでも新機能がしっかり追加されている印象です。
正に誰が買っても困らないDAWと言えるでしょう。
2位 Studio One | 603名 使用比率 : 18.7%
※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり
3位のLogicと僅差で2位にランクインしたのがStudio Oneです。
本当に必要な機能に的を絞った洗練された操作性が特徴で、動作も軽めという意見も多く見受けられました。
DTM初心者が扱いやすいという点は大きいですね。
昨年のメジャーアップデートでは「Spliceとの統合」も話題になりましたが、このタイミングでフリー版の廃止、サブスクリプションへの移行が行われたため、今後ユーザーがどのように推移していくのかが注目されるDAWです。
3位 Logic Pro | 582名 使用比率 : 18.1%
※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり
Macや他Apple製品との互換性が大きな選択理由となっていました。
最新のMacを購入したとしても、トラブルなく安心して使用できるという点は理由として納得です。
また、Windowsに非対応で3位にランクインしている所もAppleブランドの強さを感じますね。
価格も抑えられており、コストパフォーマンスの良さも見逃せません。
昨年リリースされたメジャーアップデートでは、楽器演奏のフレーズ生成にAIが取り入れられ、その精度の高さは衝撃的でしたね。
初心者にも分かりやすいDAWですが、実は裏技が豊富に備わった玄人DAWという側面もあります。
4位 Ableton Live | 291名 使用比率 : 9.0%
※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり
操作性/デザインへの高い評価されており、好きなアーティストが使用しているという意見も多くありました。
電子音楽系との親和性が高く、ライブパフォーマンスに特化したDAWという特徴が選択理由として挙げられます。
操作性も非常に洗練されており、使いたい機能の呼び出しが直感的に行える点も素晴らしいです。
昨年のアップデートでは、選択したサウンドに似たプリセットを検索する機能や、高度なMIDI編集が話題となりました。
5位 FL Studio | 176名 使用比率 : 5.5%
※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり
生涯無料アップデートという方針が最大の選択理由となっており、EDM/ヒップホップとの親和性も重視されていました。
コストパフォーマンス以外にもビートメイカーに求められる先進的な機能が積極的に追加され、特定の人に強く刺さるDAWという位置付けです。
昨年のアップデートでは遂に日本語にも対応。今後順位を上げていく可能性を秘めています。
Pro Toolsについて
6位のPro Toolsは業界標準のDAWでミキシングエンジニアになるなら必ず習得しておくべきソフトです。
このように圧倒的なプロ使用比率を誇ります。
選択理由など詳細を確認してみましょう。
※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり
このようにプロフェッショナルな現場/スタジオでの使用が主な選択理由です。
「オーディオ編集やレコーディング機能を重宝している」という声も目立ちますので、スタジオでエンジニアとして働きたいという方は、絶対に押さえておくべきDAWと言えるでしょう。
いかがでしたでしょうか?
ぜひ人気ランキングとDAWの特性をご確認いただき、ご自身に合うDAWを見つけてください!
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