Progressive House / Trance の音色とMIDI入力の基本_2 ノイズ
ノイズ・テクニック
Progressive HouseやTranceを制作してみたい方に、
よく使われる音色のMIDI入力のポイントをご紹介いいたします。
前回のベースに引き続き、今回はノイズに関して解説いたします。
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役割と音色の選択
ノイズはエフェクトと組み合わせSEとして使えたりと万能です。
今回の役割は、楽曲の隙間を埋めて厚みをつけることです。
多くのDAW標準のシンセにも付いているホワイトノイズ等を使用します。
Logic:ES2
Cubase:RETROLOGUE
Ableton Live:Operator
Native Instrument:MASSIVE
MIDI入力
ノイズは音程を持っていませんので入力するノートの音程はどこでもOKです。
隙間を埋めたい分の長さのノートを入力し、エフェクトで音を作っていきます。
*参考曲のパートでは8小節分入力していますが、展開に合わせて抜き差しすると良いと思います。
プラグインで音に変化をつける
ノイズの音そのままでも良いのですが、全帯域に分散していますので特徴をつけてみましょう。
ここではまず、不要な低域はEQを使用してカットして音を軽めにします。
次に、プラグインシンセのアンプ部で、サチュレーションやディストーションを通している場合に、
高域が耳につく事が多いので同様に抑えます。(ディエッサーも有効)
さらに、楽曲のキーに合わせて幾つかのポイントを突いて上げます。
これだけでも単純なノイズとは一味違う感じになります。
最後に、4分のタイミングでサイドチェインコンプレッサーをかけて動きをつけるのも有効です。
*参考曲ではWaves:OneKnob Pumperで同様の効果をつけています。
プラグインを使用せずサイドチェインを適用するには以下をご参照ください。
https://sleepfreaks-dtm.com/wordpress/dtm_word/side_chain/
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