2 BandLabを使用してリズムの打ち込みを体験してみよう!
BandLab講座第2弾
作曲やDTM動画をメインに活動しています、バーチャルYoutuberのミディ(@midy_midy)と申します。普段は主にアニメやゲームなどの楽曲などを作曲しています。
YouTubeではそれぞれのジャンルに合わせた楽曲の作り方やオリジナル曲も投稿していますので、気になった方はぜひチェックしてみてくださいね。
今回の記事ではBandLabという、初心者でもブラウザで無料で簡単にできる作曲ソフトを使用して、作曲をしてみようというという企画の第2回目になります。
前回はオーディオ素材を使用し、出来上がったフレーズを組み合わせ曲作りを体験していきました。第2回目では自分でフレーズを作っていく、いわゆる打ち込みを体験していきたいと思います。
元動画の補足記事となりますので、まずは動画をご覧くださいね。
【初心者作曲講座】第2話 リズムの打ち込み実践編
打ち込みって何?
そもそも打ち込みというものはどんなものでしょうか?
あらかじめMIDIと呼ばれる音符のデータを打ち込んで入力していき、再生、演奏をすることなどを意味しています。
まずは初心者でも簡単な、パターンを覚えるだけで簡単に作れるリズムの打ち込みから練習を始めていきましょう。
ドラムは何から構成されているのか
ドラムとはいくつかのパーツが組み合わさって、ドラムになります。
まずは各ドラムのパーツの名称や役割を知っておきましょう。
バスドラム
主に楽曲の土台を支える低い音が出る太鼓です。
例外はありますが、主に1拍目や3拍目を中心に鳴ることが多いです。
足でペダルを踏み演奏します。
またクラブミュージックなどのジャンルにおいてはキックと呼ばれることも多いです。
スネアドラム
主に中音域でアクセントを与える役割を担っています。
例外はありますが、主に2拍目や4拍目を中心に鳴ることが多いです。
また、ドラムスティックをスネアドラムの淵に当てる奏法、「リムショット」なども存在します。
ハイハット
二枚のシンバルが組み合わさっていてリズムを刻む役割です。
足のペダルで開き加減をコントロールすることができます。
閉じた状態のことを「クローズハイハット」
開いている状態のことを「オープンハイハット」
開いている状態から閉じることを「ペダルハイハット」などと呼んだりもします。
ハイハットで曲のノリが大きく変わっていきます。
シンバル
ドラムで使われるシンバルには「クラッシュシンバル」「ライドシンバル」「スプラッシュシンバル」「チャイナシンバル」などの様々な種類があります。
ここでは大体のジャンルに使われている「クラッシュシンバル」「ライドシンバル」について解説します。
クラッシュシンバルでは主に曲の切り替わりの頭や、アクセントをつけたい場所で鳴らします。ライドシンバルは主にハイハットの代わりのバリエーションとして使われることが多いです。
タムタム
一般的には「ハイタム」「ロータム」「フロアタム」からなる、複数音程がある太鼓をまとめてタムタムと呼ぶことが多いです。フロアタムは床に置くことからそう呼ばれています。ジャンルによって数が異なる場合も多いです。
使いどころとしては曲の切り替わりの最後に時に使われることが多いです。
早速打ち込みを始めてみよう!
まずは前回同様に右上の作成するボタンを押します。
左端のBandLab Instrumentsを選択することによって、楽器の打ち込みが可能なトラックが制作されます。
その後、丸印からDrumKitを選択してみましょう。
そしてトラックの開いている部分を右クリック→Create regionを選択します。
音符を入れる箱のようなものを作成します。そしてこの中に音符を打ち込んでいきます。
以上で準備は完了しました。
音楽の基本となるリズムのパターンを実際に打ち込んでいきましょう。
リズムパターンの打ち込み初級編
まずは音楽の基本となるエイトビートから打ち込んでいきましょう。
8ビート(エイトビート)とは、ドラム・ビートの態様の1つで、4分の4拍子で8分音符を基本単位としたビート。
ハイハットを1小節に8回鳴らすことから来ています。
音符を打ち込む際は作った箱をダブルクリックすると、下にその箱の中に音を打ち込む画面が出てきます。左の鉛筆マークを選択することで、音符が配置できるようになります。
まずはハイハットを1小節内に8回鳴るように打ち込んでいきます。
その後バスドラムを1拍目と3拍目、スネアドラムを2拍目と4拍目に配置しましょう。
画面の楽器のアイコンと照らし合わせながら、この表のとおりに打ち込んでみましょう。
このように聞こえれば、音楽の基本形のリズムエイトビートの完成です。
ここで音符が細かく打てない場合は、画面右下にある磁石マークの隣にあるボタンで音符の細かさを選択することができます。
続いては、ハイハットを二倍の16個入力してみましょう。
ここでポイントなのは、ただ打ち込んだだけだとかなり機械的になってしまい不自然になることが多いです。そんな時は画面左にあるVelocityというバーで音の強さを調整してあげます。ハイハットの場合、画像のように調整してあげると程よい感じになるかと思います。実際に強さまで調整した16ビートがこちらになります。
動画では様々なジャンルのドラムパターンを紹介していますので、自分の作りたいジャンルの曲がどういったリズムパターンからなっているのか探してみてくださいね。
今回は先ほど学んだ8ビートを元にアレンジし、ここにクラッシュシンバルやライドシンバル、タムタムなどを使って最終的にこんなフレーズを作ってみました。
ミディ先生の宿題
今回は8小節のフレーズx3=24小節のドラムパターンを作ってみましょう。
それぞれ8小節のフレーズが異なっていて、展開がつけられていると良い訓練になると思います。ここでポイントなのは、自分が作りたい曲のリズムを参考にしてみることです。
そして前回の復習も兼ねて、作ったリズムにループ素材を重ねてみましょう。
さて今回は始めての打ち込みと、曲の基盤となるリズムについて勉強しました。
次回は曲の主役となるメロディー、曲の雰囲気を決める和音のコード、土台を支えるベースを音楽理論いらずで作ってみたいと思います。
それではまた次回の記事でお会いしましょう!
作曲バーチャルYoutuber ミディ
2018年 1/13日より、DTMや作曲をメインとしたバーチャルYouTuberとして活動を開始。8月よりENTUM所属のバーチャルYouTuberとして活動中。
普段はゲームやアニメ、アイドルなどの楽曲提供などの他、数多くのバーチャルYouTuberに楽曲提供をしている。
1st アルバム iTunes&Appleミュージックにて配信中!
作曲バーチャルYouTuberのミディ先生(@mid_midy )が教える
🔰超初心者向け作曲講座🎹
🥁ドラムの打ち込みについて!
詳しくはコチラ:https://t.co/x06SRzMEMf#DTM #作曲 #VTuber #BandLab pic.twitter.com/kfnVyCFaaN— SLEEP FREAKS (@SLEEPFREAKS_DTM) 2019年5月25日