Native Instruments KompleteKontrol 1.1 新機能 使い方
様々な機能が追加された待望のアップデート
「KompleteKontrol 1.1」がリリースされました。
今回のアップデートは、製品の魅力を存分に活かした新機能が多数加わっており、
より快適に製品を使用することができます。
また「Komplete 9/10」をお持ちの方は、本体を持っていなくても、
無償で「KompleteKontrol」ソフトウェアを使用することができます。
「アルペジオ」「コード」「スケール」など、
各機能をDAW上で扱うことができますので、是非、お試しください。
それでは、解説へ入っていきます。
Komplete Kontrol_動画アクセス
- 1製品概要
- 2ブラウズ機能
- 3ライトガイドとクリアビューディスプレイ
- 4スケール機能
- 5コード機能
- 6アルペジオ機能
- 7オートメーションとMIDIモード
- 8KompleteKontrol 1.1 新機能
- 9KOMPLETE KONTROL Ver1.5 新機能の解説
- 10KOMPLETE KONTROL Ver1.6.2 新機能の解説
- 11KOMPLETE KONTROL Ver.1.9.3 「DAWのコントロール」で快適な制作環境を構築する
- 12Komplete Kontrol Ver.1.9.3「ホストインテグレーション機能」CUBASE編
- 13KOMPLETE KONTROL Ver 2.0 の新機能 NKS FX
- 14Maschine / KompleteKontrol お気に入り機能
「KOMPLETE KONTROL」をご購入すると、
10製品が無料でバンドルされる「KOMPLETE SELECT」が追加されます。
アップデート方法
製品をバージョンアップするための手順となります。
まずは「ServiceCenter」を起動します。
- Mac : 「システムHDD」→「アプリケーション」→「Nativeinstruments」
- Windows : 「Cディスク」→「ProgramFile」→「Nativeinstruments」
の中に収納されています。
「アップデート」に表示されますので、ダウンロード/インストールを行います。
次に「ファームウェア」のアップデートです。
本体の状態を最新にします。
以下URLへアクセスします。
http://www.native-instruments.com/en/support/downloads/drivers-other-files/
「KOMPLETE KONTROL」の中から「Mac/Windows」環境に合わせて、
ダウンロード/インストールを行ってください。
パソコンを仲介せずMIDIキーボードとしての使用が可能に
今まで「KompleteKontrol」を使用するためには、
必ずパソコンを仲介する必要がありました。
今回のアップデートでは、この制限が解除され、
音源と直接MIDI接続を行うことで「MIDIキーボード」として動作します。
ライブでの演奏や、手軽に音源を演奏できるという点で、
大きく利便性が向上しています。
アルペジオにホールドモードが追加
アルペジオにホールドモードが追加されました。
「Hold」をオンに設定することで、弾いた鍵盤の音程が持続して演奏されます。
両手が空き、他パラメーターの効果を存分に試すことができます。
スケール機能 キーモードが追加
Lightガイドを活かした音程表示「KeyMode」の種類が1つ追加されています。
- Guide : 新たに追加されたモード。
指定したスケール構成音を表示すると共に、スケール外の音程も演奏することができます。 - Mapped : 前バージョンの「Standerd」から改名。
指定したスケール構成音を表示すると共に、スケール外の音程を自動的にスケール構成音に合わせます。 - Easy : 前バージョンと同様。
指定したスケール構成音を全て白鍵で演奏可能。黒鍵は音程が再生されなくなります。
MIDI出力が可能に
「アルペジオ」「コード」「スケール」などで生成されたMIDIデータを、
MIDI出力し、DAWヘ録音可能となりました。
これにより、演奏結果を他音源に割り当てたり、演奏内容を微調整することができます。
「MIDIトラック」を作成します。
「MIDIトラックの入力」を録音したいKompleteKontrolの「MIDI Out」へ合わせます。
※ここでは「Lead」トラックを録音してみます。
後はMIDIトラックにRecを入れ、録音するだけです。
KompleteKontrol内部で行われた処理がMIDIデータとして録音できます。
モジュレーションストリップのモードが追加
「Modulation」の「Mode」が3種類追加されています。
- Spring : ピッチベンドのような動きで、元の値に戻ります。
その早さを指定することも可能です。 - Tempo : 楽曲のテンポと同期した動きとなります。
その動き方、音価を指定することも可能です。 - Stepped : モジュレーション範囲を部屋ごとに区切り、極端な値変化を与えることができます。
2〜5つの部屋を指定することができます。
プリセットの保存
お気に入りのサウンドを保存することができるようになりました。
「File」→「Save As」を選択します。
プリセット名を決めます。
ユーザー部分より呼び出すことが可能です。
また下部分の「Edit」より、
音色タイプなどタグの付け直し、または「+」よりタグの追加が行えます。
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