Native Instruments Emotive Strings 使い方 2_サウンドコントロール
打ち込んだフレーズを微調整する
前回は「Emotive Strings」の概念に関して見ていきました。
ここでは実際にフレーズを打ち込み、サウンド面を詰めていきたいと思います。
Emotive Stringsは非常に簡略化された画面となっているため、
初心者の方でも簡単にフレーズを最適化させることができます。
Emotive Strings_動画アクセス
Soundタブでの音質調整
サウンドタブからはフレーズの音質を詰めることができます。
- Master EQ : 2つのタイプから好みの音質を選択します。
ここで調整はせず(off)DAW上で調整するという考え方もありです。 - Stereo Image : フレーズの広がりを調整します。
NormalはタイトにWideは左右の広がりが強くなります。 - Mic Position : フレーズが収録されたマイク位置を指定することができます。
Closeは近めのサウンド、Stageは少し離れた音像となります。 - Reverb : 好みの空間を指定し「Amount」でリバーブの深さを指定します。
演奏されるフレーズについて詳細を詰めることができます。
- Phrase Release : 次のフレーズが演奏される際、前の演奏の余韻を残す長さとなります。
ノブを右に回すほど、その余韻が大きくなり自然な繋がりが得られやすくなります。 - Legato Transitions : 演奏ノートが重なった場合、次に入ってくるサウンドの音量を決定します。
ノブを右に回すほど、ボリュームが大きくなりサウンドが強調されます。 - Tempo : フレーズの演奏速度を半分(1/2)または倍(2×)に変更することができます。
展開に合わせて変更していくことで、更にフレーズ表現が広がります。
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