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1つのソフトシンセで複数の音色使用する Cubase 使い方

CPU使用率の節約に効果絶大

HALion Sonic SE

DAWを使用するうえで欠かす事ができないのが、「ソフトシンセ」です。

ピアノやドラム、民族楽器まで様々な音を出すことができ、
思いつくままに楽器を組み合わせることができます。

その反面

どうしてもソフトシンセの数が多くなってしまい、
CPU使用率により作業に支障が出ることも少なくありません。

その問題を解決するため、多くの製品は
1つのソフトシンセの中に複数の楽器を立ち上げることができます

これにより
「ピアノ、ベース、ギター、シンセなど」複数の楽器使用する場合でも、
1つの「ソフトシンセ」で済んでしまうため、CPUを大幅に節約することができます。


Cubase 1つのソフトシンセで複数の音色使用する方法

      

  • Cubase7以下
  • Cubase7.5以上
ここでは付属音源「HalionSonic」を例に進めていきます。

VSTインストゥルメント

↑ 上メニュー → 「デバイス」→「VSTインストゥルメント」を選択します。

ソフト選択

↑ 「HalionSonic」を立ち上げます。

複数楽器の立ち上げ

↑ 「HalionSonic」の画面です。
複数の立ち上げ後、赤囲みに注目します。

これは「MIDIチャンネル」と呼ばれ、それぞれの楽器をコントロールする番号です。
この番号にどの楽器を割当てているのかを把握しておきます。

MIDIトラック挿入

↑ ソフトシンセに立ち上げた音色の数だけ「MIDIトラック」を作成します。
ここでは3つですね。

MIDI出力

↑ 作成されたMIDIトラックを選択し、
赤囲み部分のMIDIアウトをクリックします。

MIDI出力選択

↑ 表示されるメニューから上記で作成した「Hallion」を選択します。

MIDIチャンネルを合わせる

↑ 赤囲み「MIDIチャンネル」を「HalionSonic」の音色チャンネルと合わせます。

上記を「MIDIトラック」の数だけ繰り返します。
MIDIチャンネルは「2」「3」と上がっていくことになります。

これにより「MIDIトラック」でそれぞれの楽器を打ち込みを行うことができます。

インストゥルメントトラック追加

「インストゥルメントトラック」を追加します。
ここではCubase付属の「HalionSonic SE」を例に進めます。

  • VST : Cubase/Studio One/Live/FL Studioなど
  • VST3 : DAWがVST3に対応している場合はこれを指定し、上記VSTのインストールは不要
  • AU (Macのみ) : Logic Pro
  • AAX : Pro Tools
  • 楽器選択

    使用する音源を立ち上げていきます。

    MIDIトラック追加

    使用する音色の数だけ「MIDIトラック」を作成します。

    MIDIチャンネル

    作成した「MIDIトラック」を選択し、
    左の「インスペクター」赤囲み部分を設定します。

    • 鳴らしたい音源を選択します
    • 音源のMIDIチャンネルを指定します

    MIDIチャンネル確認

    「HalionSonic SE」の場合は赤囲みがMIDIチャンネルとなります。

    打ち込み

    これで「MIDIトラック」ごとに異なる音色を打ち込み/演奏させることが可能です。

        

    • Cubase7以下
    • Cubase7.5以上

    今回は「HalionSonic」を使用しましたが、
    市販されている「Kontakt」「Trilian」「Omnisphere」などにも使用することができます。