Native Insruments Scarbee Funk Guitarist 使い方② バッキングパターンの選択と作成
様々なカッティングバリエーションをコントロールする
本格的なギターカッティングを実現する「Scarbee Funk Guitarist」
前項の音程/コードのコントロールに続き、
「バッキングパターンの選択と作成」へ入っていきます。
予め内蔵された様々なパターンバリエーションを組み合わせるだけで、
ギターフレーズを簡単に楽曲へ最適化することが可能です。
また、自らフレーズをカスタマイズ可能なエディット機能も搭載されており、
その可能性は無限大と言えるでしょう。
それでは解説を進めていきます。
Scarbee Funk Guitarist 解説動画
プリセットパターンの選択
プリセットパターンの選択は、「Grooves」を選択します。
中央にジャンル別のパターンが並んでいますので、ダブルクリックで読み込みます。
この方法では、鍵盤上の全パターンが入れ替わります。
「MAP」を選択すると、1つ1つのパターンが表示されます。
パターン右に配置されている再生アイコンをクリックすることで、
そのパターンを試聴することも可能です。
各鍵盤ごとに選択したプリセットを割り当てることも可能です。
読み込みたいパターンを選択し、
配置する鍵盤の右に表示されている鉛筆アイコンをクリックするだけです。
パターンをエディットする
プリセットパターン、もしくは、空の状態からオリジナルパターンを作成することが可能です。
プリセットパターンを作成する鍵盤を選択し、「Edit」を押します。
DAWのピアノロールに似た画面が開きます。
機能も多くの項目で共通しています。
- 1_打ち込むノートの細かさを音符単位で指定します。
この部分に合わせて、下のマス目が変更されます。 - 2_パターン演奏の長さを「1〜4小節」で指定します。
もし、1小節目しかパターンが入っていない場合、その2小節目以降は機能せず、
1小節間を繰り返し演奏するという仕組みとなっています。 - 3_ギター奏法の一覧です。
この右部分にノートを打ち込むことで、その奏法が演奏されます。 - 4_鉛筆アイコンを選択し、ピアノロールの部分をダブルクリックすることで、
ノートを書き込みます。同時間上に指定できるノートは1つです。
消しゴムアイコンを選択すると、ノートの右に削除マークが表示されます。
クリックすることで、ノートが削除されます。
各ノートごとに更に細かなコントロールを行うことができます。
ノートを選択し、下記項目を調整します。
- stroke : アップ/ダウンのピッキングを指定することができます。
通常、交互になるように設定すると自然なニュアンスが得られるでしょう。 - volume : ノートごとの音量を調整します。
- length : ノートの長さを指定します。
- timing : ノートの演奏タイミングをわずかに前後させることでノリを作り出します。
- chord reset : ハンマリングなど特殊奏法により変更されたコードを、
元のコードに戻して演奏します。
ノートを上下ドラッグさせることで、演奏ニュアンスの強弱を変更することも可能です。
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