Progressive House / Trance の音色とMIDI入力の基本_3 Pad
音の隙間を埋めるパッド
Progressive HouseやTranceを制作してみたい方に、
よく使われる音色のMIDI入力のポイントを紹介いいたします。
今回はパッドに関してです。
動画へのアクセス
役割と音色
パッドは音の隙間を埋めコード感がでやすい音色です。
また、サビに厚みをつけたり奥行きや拡がりがつけやすく楽曲の雰囲気を強く演出します。
今回の楽曲ではLogic標準プリセットのシンセパッドPulse Stringsを使用しています。
盛り上がるパートではさらに他のパッドを重ねるのも有効です。
*参考曲では1つの音色です。
MIDI入力
基本は楽曲のコードに合わせて入力します。
音をより厚くし拡がりをもたせたい場合は7th(fig.1)やルートのオクターブ重ね(fig.2)も有効です。
「fig.1」
「fig.2」
また、平歌の部分のパートでは大きく動かさず(fig.3)、
サビ(ドロップ)やリズムパートが無くなるところで、
大きく動かすようなボイシングも抑揚をつけるのに向いています。
「fig.3」
エフェクト
さらに、ノイズ同様に4分のタイミングで、
サイドチェインコンプレッサーをかけて動きをつけるのも有効です。
*参考曲ではWaves:OneKnob Pumperで同様の効果をつけています。
プラグインを使用せずサイドチェインを適用するには以下をご参照ください。
https://sleepfreaks-dtm.com/wordpress/dtm_word/side_chain/
このような記事も読まれています
Future Bassの作り方 1. ジャンル概要とドラムトラックの作成
近年世界的に流行し、日本でもクラブなどで頻繁にプレイされているEDMですが、その後登場し現在特に注目されている音楽ジャンルの一つに「フューチャーベース(Future Bass)」というものがあります。当コーナーではFuture Bassの音楽的特徴をご紹介したうえで、その要点を押えながらそのトラックメイキングの一例をご紹介していきます。
音色が変化していくPAD
フィルターエンベロープにより、音色が変化していく定番のPADサウンドを解説していきます。
ジャキジャキとしたコードパッド
EDMで頻繁に使用される派手なバッキングサウンドを再現していきます。ユニゾンやオクターブを使用して、より豪華なサウンドに仕上げていきます。
Perfume チョコレイト・ディスコ PAD
各楽器の隙間を埋めて、広がりを与えるPADサウンドを再現していきます。
立体的なMIXを作るリバーブテクニック
リバーブは特に効果が分かりやすいエフェクターで、誰でも簡単に適用できますが、その分非常に奥が深いです。ここでは空間エフェクトをコントロールするテクニックを6つご紹介します。