クリエーターとアーティストの違い DTM音楽クリエイターの心得
似ているようで異なる両者の違い
音楽でお金を稼ぎ、生活をしていく。
多くの方はこれが目標ですが、
この際に「クリエイターとアーティスト」を混同しがちになってしまいます。
まずはここを整理していきましょう。
「クリエイター」
お金を払う依頼主が明確にいます。
依頼主から求められたサウンド(曲、効果音、ジングル)を作成し報酬を受け取ります
「アーティスト」
自分の思想やサウンドを制作し、
活動に共感してくれた不特定多数(ファン)から対価を受け取ります
ざっくりですが、このような認識になります。
共通しているのはサウンドを作成するというところで、理由が全く異なります。
※クリエイターとして一定の幅広いスキルを保有しつつも、
アーティスト活動を行い、その世界観をリンクさせるというケースも存在します。
これについては後の記事で記載していきます。
ビジネス要素が強いクリエイター
「アーティスト」は自身の世界観を探求し表現していく。
言わば発明に近いものがありますし、才能にも大きく左右されます。
それに対し「クリエイター」はビジネス要素が強いです。
- サカナクション風に
- 35秒で盛り上げる
- 全体的に派手に
など「こうして欲しい」との指示があるため、
相手の求めていることをしっかりと汲み取り、素早く提供する能力が重要になります。
もちろん嫌な制作もある
興味がないジャンルや、得意ではない音楽制作も行う覚悟が必要です。
通常のお仕事で考えても、
「今日は寒いから休みます」では仕事をクビになります(笑)
音楽家は少しぐらいルーズで大丈夫??
もし、しっかりと世界観を確立したアーティストは許されるかもしれません。
しかしクリエイターは許されないでしょう。
ご自身の行う全ての行動をしっかりと意識し、責任を持つことで、
間違いなく他のクリエイターと差がつきます。
なぜなら常に高い意識を持って仕事をしている方はそう多くはないからです。
普段は生活基盤をサウンドクリエイターで作り、
後にアーティスト一本で生活することを目標にしているという方も大勢います。
その辺りのバランスをとるためにも、「クリエイターとアーティスト」
この2つの認識と切り替えはとても大切です。
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