手軽に楽曲を配信・宣伝できるサービス「Frekul」
しかし、「どのように配信すればいいか分からない」「曲を公開しても再生数が伸びない」
という問題にぶつかってしまうのが現状です。
そういった悩みを解決してくれるとても便利な「Frekul」というサイトがありますので、今回は登録や活用方法を紹介していきたいと思います。
登録方法
まずはアカウントを作成する必要がありますので、Frekulのトップページ(https://frekul.com/)右上から「アーティスト登録」を選択します。
「新規登録」のタブで
- アカウントID
- メールアドレス
- パスワード
を設定します。
プロフィールや画像を設定します。
曲の利用を許可することで宣伝や楽曲の収益化をすることができますので、特別な理由がなければ「許可」にチェックを入れましょう。
すべての入力が終わったら「保存して次へ」を選択します。
次に楽曲をアップロードし、タイトルを入力して保存します。
(同時に複数曲アップロードすることも可能です。)
これで登録は完了です。
それでは具体的な活用方法を見ていきましょう。
楽曲を配信する
Frekulは基本的にすべてのサービスを無料で使用することができます。
その中でも目玉はやはり「楽曲配信サービス」でしょう。
Apple MusicやLINE MUSIC、Spotifyなど2017年3月現在でトータル23ものサイトに無料で配信することが可能で、これにより楽曲を収益化することが可能です。
iTunesストアなどで配信が始まると、プロのアーティストと全く同じように楽曲を購入したりストリーミングサービスを楽しむことが出来、売りあがった収益がFrekul経由で還元されるというシステムになっています。
注意点としては
- 配信までに1ヶ月前後の期間が必要
- アーティストへの収益還元率は、配信元の手数料を差し引いた額の60%
といった点です。
またFrekulでは。価格等の細かい設定は全てお任せで設定してくれます。
アーティストがなるべく音楽に集中できるような配慮が随所でされているのも魅力の一つですね。
それでは具体的な配信方法をご紹介します。
右側のメニューから「曲の管理」を選択すると、アップロードした楽曲が表示されます。
「未記入あり」というマークが出ている場合は楽曲情報を追加する必要がありますので、クリックして詳細を記入していきます。
すべての入力が終わったら「各社サービスに配信する」をクリックします。
これで配信の手続きは完了です。
楽曲を宣伝する
楽曲の配信手続きをしただけでは、なかなか再生回数は伸びません。
そこでFrekulでは、いくつもの宣伝方法が準備されています。
その中でも特に便利で使い易いと感じた
- Lumit配信機能
- メールマガジン機能
上記2つの機能を紹介したいと思います。
Lumitで楽曲を配信する
Lumit(http://lumit.me/)とはPC、Android、iOSで使用することのでき、その日の気分に合わせた曲を自動で選曲・聴くことができるサービスです。
基本的に曲をアップロードし、利用を許可すると自動でLumit配信が登録されます。
左側のメニュー「Lumit情報」から、現在配信されている楽曲とや再生回数や評価などの情報を確認することができます。
もし、こちらに楽曲が表示されていない、もしくは新規で配信したい場合は「曲の追加はこちら」をクリックしてみてください。
Lumitは「知らない音楽との出会い」をコンセプトとしたサービスです。
つまりここに登録しておくことで、
わざわざ宣伝せずとも勝手に自分の曲を誰かが再生してくれるということになります。
利用者数も日々増加しているので、たくさんの人に聴いてもらえるチャンスが増えるわけですね。
またこのLumitには面白い仕掛けがあり、「いいね」された数が多い楽曲ほど再生されやすくなります。
ご自身の楽曲が評価されればされるほど、多くの人々に聴いてもらえる機会が増えるという仕組みですので、たくさん楽曲をアップしてどの楽曲が好まれやすいかを研究してみるのも面白いかもしれませんね。
メールマガジンを配信する
Frekulにはアーティストと繋がる機能の一つとして「メールマガジン機能」を備えています。
アーティストは定期的に新曲発表やイベント情報を告知することができ、リスナーも簡単に情報を受け取ることが可能です。
では配信方法を見ていきましょう。
左側メニュー「メールマガジン」を選択するとメール設定画面に切り替わります。
ここで本文の入力や細かな設定を行うことが出来ます。
また「ステップメール設定」を行うことで予め組んでおいたタイミングでメールを送信することも可能になります。
これでメールマガジン配信の手続きは終了です。
Frekulをもっと使いこなすには
Frekulにはまだまだたくさん出来ることがありますが、なかなか全てを知り・使いこなすのは難しいです。
こういった部分も上手くカバーしてくれる機能がありますので、最後にご紹介したいと思います。
ページ左上のふきだしマークをクリックすると、チャット画面が表示されます。
ここで、まだ使用していない機能を紹介してくれたり、曲が再生されたことを知らせてくれたりと使いこなす術をレコメンドしてくれるわけですね。
曲の配信が開始されたり、収入が入ってきたりした場合も知らせてくれます。
より便利に、そして効率的に活用するために頻繁に確認しておくといいでしょう。
無料で全世界に自分の作品を発表することが出来、宣伝や面倒な事務手続きも一手に引き受けてくれる「Frekul」、いかがでしたでしょうか。
頑張って制作した楽曲を公開することで、モチベーションアップや収益に繋げることも十分可能です。
ぜひ使いこなして、素敵な音楽ライフをお楽しみください。
記事作成者
momo (田之上護/Tanoue Mamoru)
1995年生まれ。Digital Performerユーザー。音楽学校を卒業後作曲家として福岡から上京。
2017年8月ツキクラ「STARDUST」に作・編曲で参加し作家デビュー。
「心に刺さる歌」をモットーに、作詞作曲・編曲からレコーディングまで全てをこなすマルチプレーヤー。
アートユニット「Shiro」の作編曲担当としても活動中。
TwitterID :@momo_tanoue
「Shiro」 Website : https://www.shiro.space/
「Shiro」 TwitterID :@shiro_unit