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reFX Nexus 3 (ネクサス)使い方 新機能まとめ 1

Author: sleepfreaks

とにかく今っぽい音が簡単に鳴る!大人気のNexus新作リリース

reFX社より遂にNexus 3(ネクサス)がリリースされました。

当製品の特徴は流行りのエレクトロに特化したサンプルベースのサウンドです。
すでに完成された高品質なサウンドが備わっているため、シンセサイザーの知識を必要とせず、誰でも簡単に欲しいサウンドを取り入れていくことができます。
プリセットを確認していくと「これ聴いたことある」というエレクトロ定番のサウンドが次々に流れ出します。

今回のアップグレードでは

  • 見た目(UI)の一新
  • パフォーマンスの大幅向上
  • プリセットやアルペジエーターの強化
  • ライセンスキーからの解放(Nexus 2ユーザーも対象)など

サウンドだけではなく、快適な操作性・制作環境も支援されています。
ここではNexus 3の新機能を2回の記事・動画で解説していきます。

Nexus 3 新機能まとめ 1 動画解説

Nexus2からのアップグレード価格も用意

ReFX Nexus 2-1

  1. 1NEXUS 2 reFX の使い方 全7動画
  2. 2reFX Nexus 3 使い方 新機能まとめ 1
  3. 3reFX Nexus 3 使い方 新機能まとめ 2

既存ユーザー(Nexus2)に向けたアップグレードも用意されています。
かなりお得にNexus 3を購入可能です。

  • 2019年8月1日以降にNEXUS2を購入 : 無料アップグレードの対象
  • 2019年5月1日以降にNEXUS2を購入 : 49ドル/49ユーロでアップグレード
  • 2019年5月1日以前にNEXUS2を購入 : 99ドル/99ユーロでアップグレード

また、Nexus2で作成したプリセットもNexus 3に完全に引き継ぐことができます。

ライセンス方式を変更しeLicenserキーが不要に

製品を使用するためのeLicenserが不要になり、パソコンに対してアクティベートを行うことができるようになりました。

reFX Cloud

ログインを行い「Downloads」をクリックします。
表示される「reFX Cloud」をクリックするとインストーラーがダウンロードされますので、インストールを行います。

reFX Cloud-1

reFX Cloudは下記にインストールされます。

  • Mac : ユーザー→アプリケーション
  • Windows : Cディスク→ユーザー→AppData→Local→Programs→reFX

場所を確認し、reFX Cloudを起動します。

reFX Cloud Login

reFXアカウントに登録したメールアドレス・パスワードを入力しログインを行います。

REFX Cloud

目的の項目をクリックすることで、ダウンロード/インストール/アップデートが行われます。

reFX Cloud-2

環境設定アイコンから、ライブラリ(音色)をインストールする場所も指定可能です。
メインHDDの空きが少ないという場合は、外付けHDDなどを指定すると良いでしょう。

Activete NEXUS

インストール後はDAW上で起動が可能になります。
初回起動時はアクティベートを行うウィンドウが表示されますので、製品を購入したReFXアカウントへログインします。
自動的に製品がアクティベートされ、すぐに使用可能な状態になります。

1ライセンスにつき、2台のパソコンまで使用できる点も嬉しいですね。

UIが一新されパフォーマンスも大きく向上

Re Size Nexus

製品のグラフィックが一新され非常に美しいインターフェイスとなっています。
4K/Retinaディスプレイでも鮮明に表示されます。
右下をドラッグすることで、ディスプレイに合わせてウィンドウサイズを変更可能です。

プリセットを管理するlibrarian

プリセットライブラリもより扱いやすく改善されています。

プリセット

プリセットも検索が行いやすくなっています。

  • 赤 : サウンドパックの種類/追加購入パックを指定
  • 黄 : 楽器/奏法/サウンド特性を指定
  • 青 : 上記で絞り込まれたプリセットが表示されます

プリセット名をダブルクリックすることでプリセットが呼び出されます。
Nexus 3ではプリセットの読み込み時間が大幅に短縮されただけではなく、CPUパフォーマンスの向上にも成功しています。

Nexus 3 Sound

上部のサウンド特性ボタンを使用することで、サウンドイメージからプリセットを絞り込むことができます。
画像では「dark」「spiky」を点灯させ、これら2つの条件に該当するプリセットのみが表示されている状態です。

Nexus 3 Dirty

ボタンを2回押すことで、ボタンの背景が赤になります。
これは指定した特性のプリセットが除外されて表示されていることを表します。
画像の場合は「dark」に該当したプリセットの中から、「dirty」を除外したプリセットが表示されています。

クイックプレビューを搭載

クイックプレビュー

プリセット名をクリックするだけでサウンドのプレビューが行えるようになっています。
プリセットを読み込まずにサウンドが再生されますので、今までよりも素早く目的のサウンドを見つけることができます。

お気に入りアイコン

お気に入り

プリセット名の右に設置されているハートアイコンをクリックして点灯させることで、お気に入りに登録を行うことができます。

お気に入りのみ表示

上部のハートボタンをクリックすることで、お気に入りに登録したプリセットのみが表示されます。

お気に入りのみ除外

もう一度、ハートボタンをクリックすると背景が赤になり、一覧からお気に入りのみを除外してプリセットを表示させることもできます。

お気に入りから削除

プリセットをお気に入りから外すには、ハートアイコンを再度クリックして消灯させます。

ブックマーク機能

オリジナルのプリセットフォルダを作成し、各プリセットを格納することができます。
もちろん、複数のフォルダを作成することも可能です。

ブックマーク機能

フォルダ部分を右クリックして「Create new bookmark folder」を選択します。

BookMark Preset

後は目的のプリセットをフォルダへドラッグ&ドロップするだけです。

Remove from bookmarks

ブックマークから特定のプリセットを削除する場合は、目的のプリセットを右クリックして「Remove from bookmarks」を選択します。

Bookmark Delete

ブックマークフォルダ自体を削除するには、目的のフォルダを右クリックして「Delete」を選択します。

プリセットを保存する

エディットを加えたプリセットを保存することも可能です。

save preset

上部のメニューアイコンをクリックして「save preset」を選択します。

User presets

自動的に「User presets」フォルダが作成され、保存したプリセットが表示されます。
プリセット名を変更することも可能です。

Rename Preset Nexus

名前を変更するプリセットを右クリックして「Rename」を選択します。
プリセットの削除は、その下の「Delete」から行います。

簡易的なサウンドエディット

呼び出したプリセットを素早く簡易的にエディットすることができます。

Filter Delay Amp Reverb Nexus 3-1

左右のパネルには「FILTER MOD(LowPass)」「DELAY」「FILTER」「AMP MOD」「REVERB」が備わっています。

ON_OFF

使用するパネルの電源を入れることで、サウンドに効果を与えます。

locked Para

この際に便利な機能がパラメーターのロック機能です。
パネルのメニューから「locked」を選択することで、空間演出やフィルターによる周波数特性を維持したままプリセットを切り替えることができます。

各機能(パネル)の詳細概要はNexus2と共通となります。
下記記事の動画で詳細を解説していますので、ぜひご覧ください。

4つのマクロノブを搭載

フロントパネルに4つのマクロノブが搭載されました。

macro knob

1つのマクロノブに対して、Nexus 3上のパラメーターを複数割り当てることができますので、DJ/ライブパフォーマンスなどにも活躍します。

mod macro Nexus 3

上部の「modulation」へアクセスします。
例としてマクロノブ1へ「フィルターのカットオフ」と「パン」を割り当てます。

  • 1.使用するマクロノブを指定します(ここではマクロ1)
  • 2.マクロノブで効果を与えるパラメーターを指定します(フィルターカットオフとパン)
  • 3.マクロノブの動きでどのくらいパラメーターが変化するのか?を指定します。(ここでは効果がわかりやすいように最大値としています)

マクロ1を動かすと割り当てたパラメーターの周りに黄色のラインが表示され、マクロの効きが示されます。

Automation DAW Nexus 3

もちろん、このマクロの動きをDAW上に記録して、再現することができます。

各DAWのオートメーションを使用方法

サウンドレイヤーのコントロール

プリセットによっては、複数のサウンドがレイヤー(重なっている)ものもあります。
これらをコントロールすることで、更に楽曲イメージに合わせたサウンドカスタマイズが行えます。

features

「features」へアクセスします。
このようにレイヤーの状態を一目て確認することができます。(ここでは2レイヤーの3オシレーターです)

layer on_off Nexus 3

「layer」をクリックすることで、特定のレイヤーをミュートすることができるため、目的のレイヤーサウンドをプレビュー/エディットする際に便利です。

osc on_off

レイヤーの中に複数のオシレーター(OSC)が使用されている場合も、クリックでミュートを行えます。

layer setting

各レイヤーを個別に微調整可能です。

  • Volume : レイヤーの音量を指定します。レイヤー同士の音量バランスをとっていくだけでも、かなりサウンドの印象が変わってきます。
  • Pan : レイヤーの定位を指定します。サウンドにステレオ感(広がり)を与えたり、タイトにするという際にも活用できます。
  • SemiTone : ピッチを半音単位で指定します。単音でハモリをつけたり、オクターブで重ねるという際にも活躍します。
  • Cent : ピッチを100分の1半音単位で指定します。レイヤー同士のピッチを僅かにずらすことで、サウンドに厚みを持たせるデチューン効果を作ることができます。





いかがでしたでしょうか?
Nexus2からの大きな進化を感じていただけたかと思います。

高品質なプリセットは期待通りですが、パフォーマンスの向上・ライセンスキーの廃止も製品の使い勝手が大きく向上するため、見逃すことができない点かと感じました。
新しく生まれ変わったNexus 3をぜひ体験してみてください。

製品URL: https://refx.com



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