Native Instruments BRASS COLLECTION 使い方② サウンドエディット
演奏ニュアンスのコントロール、ミキサーを使用したサウンドメイキング
前項はプリセット概念やアーティキュレーションに関して解説を進めました。
ここでは、打ち込みを行った演奏を最適化していきましょう。
BRASS COLLECTIONは、より細かな演奏ニュアンス設定を行うことができます。
また、異なる位置に設置された4本のマイク音量バランスを自在にコントロールし、
サウンドの距離感を細かく詰めることが可能です。
それでは、この概念を解説していきます。
BRASS COLLECTION 動画アクセス
演奏ニュアンスを調整する
「Performance」タブの中央に設置されたパラメーターで、
演奏ニュアンスを調整することが可能です。
- Attack : MIDIノートが発音されてから、サウンド音量がピークに達するまでの時間を決定します。
フェードインのようなドラマチックな効果も演出することが可能です。 - Release : サウンドの余韻をコントロールすることができます。
これを短くすることで歯切れ良く、距離感を近くすることができます。 - Tightness : サウンドの読み込み位置をズラすことにより、
発音ニュアンスをコントロールします。 - Motion : サウンドにビブラートを適用します。
ミキサー画面
4本のマイク音量バランスをコントロールし、音色や距離感作ります。
- CLOSE : 1.5m離れた近めのマイクです。左右の広がりも控えめです。
- MID : 8m離れたマイクです。左右の広がりも増えます。
- FAR : 23m離れた遠いマイクです。左右の広がりも強くなります。
各マイク出力をDAWへパラアウトすることができるため、
個別のエフェクトを適用するなど、柔軟なミキシングも可能です。
Kontaktのパラアウト方法に関しては、下記の動画をご参照ください。
各DAWのパラアウト設定
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