メロディー制作のコツ
様々な工夫でメロディを構築する
楽曲の中心となるメロディー。
制作者としては力が入るところですが、「なかなか良いメロディが思いつかない」
そのようなことも多々ありますよね(汗)
そんなメロディー作りに役立つDTMならではのコツをご紹介します。
ループを使用して、メロディーを高める
DTMの利点、繰り返し範囲を手軽に設定できる「ループ」機能を使用し、メロディーの質を高めます。
Aメロ、Bメロ、サビと各構成をループし、様々なメロディーバリエーションを試してみましょう。
この際に鼻歌でも、鍵盤を使用しても構いません。
同じメロディーでもリズムを少し変えるだけでも、大きく印象が変わります。
そしてメロディー完成後は、その部分だけではなく、前後の繋がりも確認します。
それぞれを繋げて聴いてみるとメロディーの印象がまた違うものです。
DAW別_ループの設定
メロディーを打ち込んで確認する
鼻歌などでメロディーを作っていく手法は非常に有効ですが、
その際に、音程が曖昧になってしまうことがあります。
それを防ぐためにも 、鼻歌をガイドメロに打ち込み直して音程を確認しましょう。
この作業、手間がかかり面倒くさく思うかもしれませんが、本当に重要なのです。
実際にガイドメロで打ち込んでみると、「ここは少し低かったな」など正確な音程を把握するとともに、
メロディーを客観的に見る事ができます。
またガイドメロを作ると「コード」とぶつかっている箇所も容易に把握する事ができます。
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ブレスを考慮したメロディーを
上記とは逆に、鍵盤でメロディーを作る際に起こりやすい問題です。
鍵盤でのメロディー作りはどうしても音を詰め込みたくなる傾向にあり、
実際に歌ってみると、「どこでブレスをすればいいの?」となってしまうことが多いです。
ですので、鍵盤で作ったメロディーは必ず歌って確認することが大切です。
キーを合わせてボーカリストの魅力を引きだす
男女問わずボーカリストには、それぞれ得意な音域というものがあります。
ボーカリストの魅力を引き出すためにも、楽曲キーは慎重に決めてください。
一般的にはサビが一番魅力的に聴こえるキーを設定します。
今のDAWには「トランスポーズ」といって、キーを簡単に変更することができる機能が備わっています。
レコーディングの際には現場でのキーチェンジにも考慮し、
必ず「トランスポーズ」することができるファイルも持っていってください。
コーラスパートを上手く使う
サビなどの盛り上げたい部分で、「いまいちボーカルが盛り上がらない」
そんな時はコーラスを足し、メロディーに厚みと広がりを持たせます。
コーラスで楽曲が別物になると言われている位、効果絶大です。
コーラスパートを作る際は上記の「ループ」機能を使用すると非常に効率的に作業を進めることができます。
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