あなたに合うコースを診断
表示されない場合は別タブで開く ↗

64.セカンダリー・ドミナント⑦ 実践編3「あえて解決しない②」

音楽理論 初級編 公開 2018.09.17 更新 2026.07.17
記事を読む ↓
Sponsored
TRACK SHIBUYA-HONMACHI|DTMerのためのデザイナーズ防音マンション

解決しない流れをさらに知る

前回は今までV→Iで解決していたはずのセカンダリードミナントが、全く違うコードに続いていたという箇所に注目してみました。

前回の音源を聴いてみましょう。

I7は、今まではIVに進行していましたが…

V7/IV

C7→Fmaj7

C→F

C7→F

緑の矢印の箇所のように、別のコードに進行していました。
解決はしていないのに、違和感がなかったところが新しいポイントですね。

解決しない例

ではここで、色々と例を聴いてみましょう。
Key=Cで全て確認していきます。

この箇所では、E7をサビ前に配置しています。
これは、Key=Cメジャーの平行調(レラティブキー)であるAマイナーのI、つまりAmコードから始めたパターンです。

次の例も、サビ前はE7です。

E7を聴くと、通常はAm・Am7が続いてマイナー調になると予想されます。
しかし、ここではあえてその予想を裏切り、Fmaj7から始まる、いわゆる”王道進行”へと展開しています。

今度は、ドッペルドミナントを使用してみましょう。
まずは普通に、D7がGに進行しています。

では、次にD7をFへ進行させてみましょう。
最後はII-V-Iで締めくくりました。

こちらも通常ならGやG7が続くと予想されますが、予想を裏切ることで異なる印象を与えることができますね。

続いて、前回も登場したI7を使用して確認していきます。
まずは通常通り、IVのFメジャーへ解決させてみます。

では次に、前回分析したように、C7をBm7b5へ進行させてみましょう。

マイナーのII-V-Iに繋げることで、「この曲は実はマイナーだった」という印象を与えることができますね。

以前、”ダイアトニックコードが家族だとすれば、セカンダリードミナントは親戚のようなもの”と説明しましたが、上記の例のように、実は期待される解決先に進行しなくても、違和感なく音楽に溶け込むことができます。

平行調のドミナントはもちろん、音が近いドミナント・キー(属調)やサブドミナント・キー(下属調)のドミナントも使いやすいので、まずはそれらから試してみてください。

楽曲分析の際に解決していないセカンダリー・ドミナントを見つけたら、自分の引き出しに積極的に加えていきましょう。

よくある質問

Q1. セカンダリー・ドミナントが解決しない場合、どのコードへ進めても違和感がありませんか?

いいえ。平行調のドミナント、ドミナント・キー、サブドミナント・キーのセカンダリー・ドミナントが最も効果的です。記事では音が近いこれらの進行から試すことを推奨しており、全てのコードへの進行が成立するわけではありません。

Q2. E7がAmに進行しないパターンはどのような効果をもたらしますか?

リスナーの予想を裏切り、Fmaj7から始まる王道進行へ展開することで、楽曲に新しい印象や緊張感を与えることができます。意図的に期待値をずらすことで、より印象的なメロディ展開が実現できます。

Q3. 楽曲分析で解決していないセカンダリー・ドミナントを見つけたら、どう活用すればよいですか?

その進行パターンを自分の制作引き出しに積極的に追加し、今後の作曲で参考にすることをお勧めします。既存楽曲の手法を学ぶことで、実践的で自然な作曲スキルが向上します。

Lesson Courses

DTMレッスンのコース

オンラインレッスン実績No.1。一人一人に合わせたレッスン内容をご提供します。

Sleepfreaks

OPEN CURRICULUM

一人ひとりに合わせた、オリジナルカリキュラムを作成。