グルーブ機能を使用してノリを出す Maschineの使い方
ハウス系のノリを作るための必須テクニック
「打ち込んだリズムのノリをもっとカッコ良くしたい」
そのような場合に役立つのが「グルーブ機能」です。
Maschine上の各キット/グループ/マスターに対して、スウィング効果を与えることができ、
ハウス系のノリを作るための必須テクニックとなります。
三連符(Triplet)/ スウィング(Swing)の説明
この機能を取り入れると、自然でノリの良いビートを簡単に作成することができます。
スウィングの適用方法
「CHANNEL」ボタンを押しパラメーターへアクセスします。
まずはグルーブクオンタイズの適用範囲を指定していきましょう。
- MASTER : Maschineから出力される全サウンドに適用されます。
ノリをまとめて適用し、楽曲に統一性を持たせる場合に便利です。 - GROUP : 各楽器ごと(ドラム/ベース/シンセなど)に適用することができます。
- SOUND : 各パット(ドラムのキック、スネア、ハットなど)に対して適用することができます。
ノリを個別に調整する際に使用します。
ここではマスターに対して適用していきます。
「MASTER」を選択し「Groove」を押します。
3つのパラメーターを調整して、ノリを作ります。
- Amount : スウィングの適用具合です。
ツマミを右に回すほど、スウィングが強くなっていきます。
ツマミの位置が中央で完全なスウィングとなり、それを超えると、次の音符へ向かって移動します。
通常は中央以下の値で使用します。 - Cycle : 8分のスイング/16分のスウィングを指定することができます。
通常のDAWと異なり「1/4」で8分のスウィングとなり、「1/8」で16分のスウィングとなります。 - Invert : スウィングは音符の裏を後ろに移動する機能ですが、
このツマミをオンにすると裏のノートが前に移動します。少し突っ込んだ演奏を再現する際にも重宝します。
例えばグルーブクオンタイズをサウンド単位でハットの8分裏に適用しています。
この時「1/4」でInvertをオンにすると、8分裏が前に移動することになり、ビートに勢いを与えることができます。
このような記事も読まれています
ADSR形式を使用してサウンドの長さをコントロール FL Studio
リズムサウンドやレコーディングしたサウンドに対して、長さを調整することで、より緻密な打ち込みが可能になりノリが大きく変わってきます。
ベースのノリを演出 ゴーストノート
フレーズに短かく小さなノートを入れることで、新たなノリを作り出すことができます。ここではこのゴーストノートの作り方を解説していきます。
EDM ハイハットの打ち込みテクニック
ハットを左右に分けて配置することで、様々なグルーブ感を演出することができます。その一例を解説していきます。
Progressive Houseの作り方
ここでは人気のEDM_プロフレッシブハウスの制作ノウハウを解説していきます。