広告

音程処理 音楽理論 音楽機材・ソフト紹介 音圧・音量 音像処理 空間処理 波形処理 歪み・サチュレーター 機材設定 機材 書き出し・読み込み・変換 打ち込みテクニック 打ち込み 基本編集 周波数 便利操作・作業効率化 作詞のメソッド 作業環境 低音処理 レコーディング リミッター・マキシマイザー リバーブ リハーモナイズ リズム楽器 リズム処理 リズム モニタリング ミックスが上手くなるTIPS ミキサー・ミキシング マルチ音源 マスタリング ポップス ボーカロイド ボーカル ボリューム処理(コンプレッサー) ベース ベル ヘッドホン ブレイクビーツ ブラス ファイル管理 ピアノ・Key ビンテージ ヒット曲の分析 パッド バージョン新機能解説 バンドサウンドを創るには バッキング ハード機器 ハードウェア操作 ドラム・打楽器 ドラム ドラゴンクエスト トリガー トランジェント ディレイ ディエッサー テンポ処理 テストタグネーム ソフトシンセ ストリングス ステレオイメージャー シンセサイザー サンプリング サンプラー サウンド入出力 サウンド入出 コンプレッサー ゲーム音楽 ゲート グリッチ ギター ギタリストのためのAbleton Live キック カットアップ オートメーション オーディオ操作 オーディオ処理 オーディオインターフェイス エフェクト処理 エフェクト インストール/製品登録 イコライザー アナライザー いきものがかり Zynaptiq YouTube生配信 XLN Audio Xfer Records
トップページ > FL Studioの使い方 初心者編 > 14. クオンタイズでリズムを補正する FL Stuido
目次を見る
Sleepfreaks監修のDTM向けPC

クオンタイズでリズムを補正する FL Studio 使い方

演奏のズレをジャストタイミングに補正するクオンタイズ

以下の図と音源は、前項でリアルタイムレコーディングを行ったフレーズです。

レコーディング結果

全体的に正確なタイミングからズレているように感じます。

このタイミングを直したいのですが、各ノートを個別に操作していくと、
かなりの時間を要してしまいます。

ここで活躍するのが「クオンタイズ機能」です。
指定したノートのリズムを一括で補正可能です。

解説動画

クオンタイズの適用方法

クオンタイズの適用

リズム補正を行いたいノートを選択します。
フレーズ全てを選択する場合「Control + A」を押します。

工具アイコンをクリックし表示されるメニューからクオンタイズを選択可能です。
3種類のクオンタイズがあります。

Quick quantize

Quick

ノートタイミングの補正と共に長さもスナップに合わせて補正されます。

Quick quantize start times

クオンタイズ

ノートタイミングのみ修正され、長さは現状維持となります。
デュレーションのニュアンスを残したい場合に便利です。

Quantize

Quantize

クオンタイズエディターが表示され、
タイミングと長さの補正強度を調整することができます。

「Start time」はタイミング、「Duration」は音の長さとなり、
各ノブを右に回すほど正確な位置に補正されます。

以下がクオンタイズで補正を行ったサウンドです。

タイミングがしっかり合ったため、とても聴きやすくなっています。

クオンタイズの注意点

クオンタイズ使用する際に、特に注意していただきたいのは
フレーズの中で一番細かい動きを基準にクオンタイズを適用するということです。

スナップ値-2

クオンタイズの基準は、スナップで指定した値となります。
画像では「1/4 beat」(16分音符)のため、ノートは一番近い16分の位置に移動します。
この一番近いというのがポイントです。

beat

もし、スナップ値を「Beat」(4分音符)にして、クオンタイズを適用した場合、

4分クオンタイズ

ノートが一番近い4分音符に移動してしまうため、フレーズ自体が変わってしまいます。
これがフレーズの中の一番細かい動きを基準にする理由です。

また、レコーディングした演奏のリズムが大きくズレてしまっている場合
(正確な位置より32分以上の長さで前後してしまった場合)、
意図しない位置へ移動してしまいます。

そのため、クオンタイズを適用した後は、その結果を必ず確認して、
意図と違う位置に動いたノートは手動で補正して下さい。

次項では、音色をプリセットから選んでいく方法について取り上げます。