エフェクトをかけ録りする ProTools の使い方
かけ録りとは?
「かけ録り」とはエフェクトをかけたままの音を録音することです。
よく使用されるものでは
ボーカルに対してコンプレッサー。
ギターにアンプシミュレーター。などです。
この「かけ録り」と誤解しやすい状態があります。
この状態です。これは「かけ録り」ではありません。
録音の波形にこのコンプの効果が含まれていないためです。
「かけ録り」というのは波形にエフェクトがかかった状態のことを差します。
上記ではコンプを外してしまうと、
聴こえてくるトラック音はコンプが適用されていない状態で聴こえます。
この記事でより理解が深まります。
かけ録りのメリット、デメリット
「メリット」
- 波形が変わるため、エフェクトの効果が視覚的に把握できる
- まとまりあるミックスを行いやすい
- エフェクトによるCPU負荷を減らすことができる
「デメリット」
- エフェクト結果を波形に含んでいるため、エフェクトを微調整するなどの後戻りができない
※エフェクトを深く設定しすぎて、
せっかくのテイクが台無しにならぬよう注意してください。
ハードウェアコンプレッサーをかけ録するメリット
ProToolsでエフェクトをかけ録りする方法
「AUXトラック」を作成し、インプットを「録音マイクチャンネル」に合わせます。
これで、マイク/ギターの音が「AUXトラック」に入ってくることになります。
この「AUXトラック」にインサートエフェクトを適用します。
「AUXトラック」自体に録音機能はありません。
そのため、「オーディオトラック」へサウンドを出力します。
- 1_「AUXトラック出力」を空いている「Bus」に割り当てます。
- 2_「オーディオトラック」のインプットを「AUXトラック出力」と合わせます。
これで、サウンドの流れは、
マイク→「AUXトラック(エフェクト)→「オーディオトラック(録音)」となります。
後はレコーディングを開始するだけです。
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