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サイドチェインを使用する FL Studio

FL Studioの使い方 上級者編 公開 2016.03.31 更新 2026.07.17
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FL Studioでサイドチェインを使用することで、キックが入るタイミングでベースやシンセの音量が自動的に下がるクラブサウンド特有のグルーヴを簡単に作成できます。本記事では、FL純正のコンプレッサーと外部製プラグインの両方を用いた設定方法を詳しく解説しており、スレッショルド・レシオ・アタック・リリースといったパラメーター調整を通じて、プロフェッショナルなダイナミクス効果を実装することが可能です。キックを2つ用意する理由や、シンセ以外のトラックへの応用方法についても言及されており、読者は自身の楽曲制作に即座にこのテクニックを取り入れられます。

クラブサウンドの定番テクニック「サイドチェイン」

サイドチェイン

クラブ系サウンドの定番テクニック「サイドチェイン」を解説していきます。
「キック」が入るタイミングで「ベース」や「シンセサイザー」の音量が下がるように設定されています。

このようなサウンドです。

キックと連動してベースやシンセの音量にウネリが生まれ、独特のグルーヴ感を生み出しています。
FL Studioはこのサイドチェイン設定を、非常に簡単に行う事ができます。

サイドチェインは音量(ダイナミクス)調整のエフェクト「コンプレッサー」を使用します。

設定は純正のコンプレッサーと、別途追加したコンプレッサーで設定が少し異なるため、
両ケースを解説していきます。

3種類のサイドチェインを使用する 解説動画

「Kick」を2つ用意する理由

1つを演奏で使用する通常の「Kick」として使用し、
もう1つを他トラックにサイドチェインを与えるため(出力されません)だけに使用します。

こうすることで、Kickが抜けた部分のアレンジでも、対象のトラックをウネらせることができます。

ここでは「Kick」を演奏用。「Kick2」をサイドチェイン用とします。

  • 1_「Kick2」を選択します
  • 2_サイドチェインを適用するトラックの黄色囲みを右クリックします
  • 3_メニューから「Sidechain to this track only」を選択します

これで「Kick2」はマスタートラックへ送られないので、サウンドが聞こえなくなります。

以下より、純正コンプと追加コンプの設定方法をそれぞれ別タブで記載します。

        

  • FL純正コンプの設定
  • 他社製コンプの設定

コンプの適用

サイドチェイン効果を与えるトラック(ここではシンセ)へ「Fruity Limiter」を適用します。

Comp 純正

  • 1_「COMPモード」へ変更し、左部分からサイドチェインチャンネルを指定します。
  • 2_サウンドを確認しながらコンプを設定していきます。

サードパーティーコンプ

ここでは、Waves社の「Romp」を例に解説を進めます。
他の追加エフェクトも同じ要領で設定が可能です。

サイドチェイン効果を与えるトラック(ここではシンセ)へ「Rcomp」を適用します。

コンプレッサー上部の歯車アイコンをクリックします。

「Processing」タブを選択し、「2. Stereo Aux In」の左部分からサイドチェインチャンネルを指定します。
右部分の電源スイッチを忘れずに点灯させてください。

後はRcompのパラメーターを調整します。

        

  • FL純正コンプの設定
  • 他社製コンプの設定

コンプレッサーのパラメーター

  • スレッショルド : 音量が下がる量を調整します。
  • レシオ : 高めにすると効果がわかりやすいと思います。
  • アタック : 音量が下がる速度を決定します。早めの設定がオススメです。
  • リリース : 音量が元に戻るまでの時間を指定します。
    「Kick1」を聞きながら、8分裏で波が戻ってくるような設定が基本になります。

今回は「キック」「シンセサイザー」を例に進めましたが、
ベーストラックやボーカルなど、その組み合わせは自由です。

既存のやり方にとらわれず色々と試しながら、面白い効果を狙ってみてください。


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よくある質問

Q1. FL Studioのサイドチェインとは何ですか?

サイドチェインはコンプレッサーを使用したエフェクト技法で、特定のトラック(キックなど)が入るタイミングで別のトラック(ベースやシンセ)の音量を自動的に下げ、独特のウネリとグルーヴ感を生み出す効果です。

Q2. キックを2つ用意する必要があるのはなぜですか?

1つはドラム音として演奏に使用し、もう1つはサイドチェイン情報を他のトラックに送るためだけに使用します。こうすることで、キックが演奏にない部分でもシンセなどをウネらせることが可能になります。

Q3. コンプレッサーのリリース設定のコツは何ですか?

キックを聞きながら、8分裏で波が元の音量に戻ってくるような設定が基本です。これにより自然で心地よいグルーヴが実現されます。

Q4. サイドチェインはキックとシンセの組み合わせ以外でも使えますか?

はい、ベーストラックやボーカルなど任意のトラック組み合わせで利用可能です。既存の方法にとらわれず、様々な組み合わせを試すことで創意的な効果を狙えます。

Q5. FL純正コンプと外部製プラグインの設定は異なりますか?

はい、異なります。FL純正の「Fruity Limiter」はCOMPモードでサイドチェインチャンネルを指定し、Waves「Romp」等の外部プラグインはProcessingタブで設定します。