EDMレシピ #2 Kickを目立たせるテクニック
楽曲のメイントラックとなるKickを最適化!
第二回の今回はKickを簡単に目立たせるテクニックをご紹介します。
ダンスミュージックの制作において一番のメインパートとも言えるKickトラック。聞いてる人を踊らせる大事なパートです。
ですが同時にこのKick、他のパートを入れていくと、どんどん埋もれて目立たなくなってしまった。そんな方も多いのではないでしょうか?
今回はそんなを悩みを解消するKickを目立たせるテクニックを紹介していきます!
Kickを目立たせるテクニック
まず最初に今回ご紹介する内容を取り入れるとどんなサウンドになるのか、確認してみましょう。
▶︎元のKickのサウンド
▶︎テクニックを使用したKickのサウンド
テクニックを使用することで元のKickよりも明るくインパクトのある音に仕上がります。
ここからはステップごとにKickの音をより目立たせるテクニックをご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
音を重ねる
まず今回用意したKickの音を確認してみましょう。
▶︎元のKickのサウンド
今回はこの音に【レイヤー】という音を重ねるテクニックを使ってKickの音を目立たせていきます。
重ねる音のポイントとしては【アタック感のある明るいKickの音を重ねる】と変化がより大きくなります。
今回はこちらのKickの音を重ねていきます。
▶︎重ねるKickのサウンド
▶︎Kickの音を重ねる
重ねた音の低音をカットする
音のレイヤーは完了しましたが、このままだと低音域も重なってしまっています。
そのため、今回は音の明るみを出すために音の中高音域の部分だけを重ねていきます。
そこで【EQ】や【フィルター】を使用して重ねる音の低音域をカットします。
▶︎EQ
▶︎フィルター
▶︎重ねるKickの低音をカットしたサウンド
そして2つの音を組み合わせるとこのように明るみのあるKickのサウンドに仕上がります。
▶︎2つのKickをレイヤーしたサウンド
このようにレイヤーのテクニックを使用することでよりKickのサウンドに明るみが増し、他のパートにも埋もれないサウンドに仕上げる事が出来ます。
今回のテクニックはKickだけでなくシンセやドラム、ベースなど色んなパートで使えます。
ぜひこのテクニックを身につけてご自身の楽曲でも試してみてください!
それではまた、次回のレシピでお会いしましょう。
記事の担当 町田 航平/kouhei Machida
18歳から音楽制作を始める。 その後、19歳の頃にイギリスにあるPoint Blank Schoolにて音楽制作を学ぶ。
翌年、DJとしてスペインのイビサ島へ渡り、「Hotel Ocean Driveや Club Itaca」を始めとするホテル/クラブでのプレイを経験。 同時にハウスミュージックの制作を始める。
2019年、ドイツ/ロシア/イギリス/ポルトガル/東京の複数レーベルから楽曲リリースを果たす。
2020年にはイギリスのレーベル「Back It Up Records」よりリリースした楽曲「Werk」がBeatport Tech Houseチャートでランクインし、現在もダンスミュージックアーティスト/DJの若手アーティストとして精力的に活動を行なっている。
EDMレシピ#2 Kickを目立たせるテクニック
ダンスミュージックの制作において重要なKickトラック。聞いてる人を踊らせる大事なパートです。このテクニックを身につけてご自身の楽曲でも試してみてください!
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— SLEEP FREAKS (@SLEEPFREAKS_DTM) March 16, 2023