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モニター環境のチェックポイント

モニター環境は非常に重要

Speaker

MIXは各トラックを微調整して楽曲を完成に持っていく繊細な作業です。
「EQ」、「Comp」、「ボリューム」調整の結果を把握するためにもこの「モニター環境」は大切です。

モニターから聴こえてくる音を基準に判断を下して、「EQ」や「Comp」をかけていく訳ですから、
モニターが悪ければ、見当違いなMIXになってしまうのは当然です。

モニター環境を整え音をキチンと把握することが、MIXのスタートラインと言えます。

モニターポイント

スピーカーを耳の高さに合わせる

通常のスピーカーは音が直進します。
耳の高さにスピーカーを合わせる事で、各音域をバランス良くモニターすることができます。
机の高さを変える、スピーカーの下にブロックを置くなどして、
ベストな高さに調整してみてください。

スピーカーケーブルは同じメーカー、同じ長さのものを

スピーカーは当然、左右2つですので、スピーカーケーブルも2本必要です。
その際に注意したい点が「全く同じケーブル」という事です。
左右のケーブルが違うと、音質が変わってしまったり、位相が悪くなり音の輪郭がぼやけることがあります。

スピーカーの位置は左右対称に

音量バランス、PANなどを的確に判断する為に必要です。
すぐに実践でき、もっとも効果がある方法です。
また左右のスピーカーを少し内側に向け、
2つのスピーカーから出る音が直線で交わる場所に座るようにすると更に完璧です。

色々なモニター環境でチェック

東京の方は特にその傾向が強いと思いますが、
近所への配慮の為に、MIXを全てヘッドホンで行っている方もいると思います。
もちろん、仕方がない場合もあるのですが、MIXの最終チェックだけは、
スピーカーを通して行ってください。空気を通して聴くだけで色々な発見がありますし、
リバーブの奥行き感も掴みやすくなります。
そしてボーカルのボリュームバランスは特に注意して聴くようにしてください。