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Waves CLA-2A コンプレッサーとオートメーションの順序

ミックス/マスタリング講座 公開 2015.11.15 更新 2026.07.17
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DTMのミキシング時にWaves CLA-2Aコンプレッサーを使用する際、ボーカルやベーストラックなど音量差が激しいトラックでは、コンプレッサーが過剰に反応して不自然なサウンドになりやすいという課題があります。この記事では、オートメーションとコンプレッサーの処理順序が重要であることを解説し、コンプレッサー前段にEQなどのプラグインを挿入して音量を事前最適化する方法を紹介しています。DAWの信号流において、オートメーションはエフェクト後に適用されるため、コンプレッサーへの入力段階で音量を調整することで、圧縮量の変動を効果的にコントロールできるようになります。

ゲインリダクションを意識してオートメーションを記録する

オートメーション

コンプレッサーは、大きなサウンドを低減させ、小さなサウンドとの差を縮めるエフェクトです。
これにより、楽曲中で安定したサウンドを得ることができます。

特にミキシング時は、多くのトラックにコンプレッサーを適用します。
ここで注意したい点が、音量の差が激しいトラックに対してのコンプレッサー設定です。
特にボーカルトラック、ベーストラックに注意が必要です。

音量が大きな部分に過剰にコンプがかかってしまい、
不自然なサウンドになってしまう。前に出てこない。などの問題が起きる場合があります。

これら問題を解消するためのオートメーション/コンプレッサー設定を解説していきます。

解説動画

製品の購入:https://bit.ly/2XhSh5P

ここではボーカルトラックを使用して、解説を行っています。

Waves CLA-2A 主要パラメーターについて

Waves CLA-2A

  • 1「Compressor Mode Selector」→「Ratio(圧縮比率)は2種類」
    【COMPRESS】→【1/3】/【LIMIT】→【1/100】
  • 2「Gain」出力レベルを調整する
  • 3「Meter」VU DISPLAY(INPUT/GR/OUTPUT)で選択したものが表示される
  • 4「Peak Reduction」コンプレッションレベルを調整する(スレッショルドのような役割)
  • 5「VU Display」INPUT/Gain Reduction/OUTPUTから確認したいパラメーターを選択する
  • 6「Analog」ノイズシミュレーター(OFFでノイズを切ることができます)
  • 7「HiFREQ」
    HiFREQ側に振ると、低域に対するコンプレッサーの感度が弱まり、全体の圧縮量も減ります
    ツマミを調整する事で、ローの空気感を含みすぎたボーカルなどのアタック感や抜けが保たれます
  • 8「FLAT」
    FLAT側に振ると、全周波数帯域に対して均等にコンプが適用されます
  • threebodytech 記事中

インサートスロットと入力信号の流れについて

オートメーション

DAWにも依存しますが、オートメーションはエフェクトの通過後のサウンドに適用されます。
よって、オートメーションを記録したとしても、コンプレッサーの圧縮量に変化は起きません。

このままでは大きな部分のサウンドに対し、極端にコンプレッサーが適用されることとなります。

StudioEQ

そのため、コンプレッサーの前に音量を調整できるプラグインを適用し、
そのボリュームを記録するという方法が考えられます。

ゲインオートメーション

コンプレッサーの前に適用した、EQのゲインに対してオートメーションを記録します。
これにより、コンプレッサーへサウンドが入る前に音量を最適化できることになります。

このような問題を抱えている方は是非、取り入れてみてください。

よくある質問

Q1. コンプレッサーの前にオートメーションを書いても効果がないのはなぜですか?

DAWの信号処理では、オートメーションはエフェクト通過後に適用されるため、コンプレッサー段階での圧縮量には影響しません。そのため、コンプレッサー前段のプラグイン(EQなど)のゲインにオートメーションを記録することが有効です。

Q2. Waves CLA-2Aの「Peak Reduction」パラメーターの役割は何ですか?

Peak Reductionはコンプレッションレベルを調整するパラメーターで、スレッショルドのような働きをします。このツマミを調整することで、どの程度の強さで圧縮を施すかをコントロールできます。

Q3. ボーカルトラックで圧縮が強くかかりすぎる場合、どう対処すればよいですか?

コンプレッサー前に音量調整用のプラグインを挿入し、その音量をオートメーションで最適化してからコンプレッサーに入力することで、過剰な圧縮を防ぎながら安定したボーカルサウンドが実現できます。

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