ROUNDSの使い方 【Native Instruments】
デジタルとアナログのシンセ・サウンドの融合 「ROUNDS」
「ROUNDS」はデジタルとアナログを組み合わせる事が出来るハイブリッドシンセサイザーです。
これにより、新しいサウンドと素材を無限に作り出す事が可能です。
動画 : 基本概念
ROUNDSの立ち上げ
「ROUNDS」は「Reaktor」で立ち上げます。
「PLAYER」から「ROUNDS」をドラッグ&ドロップします。
Sound BlocksとSound Cells
「ROUNDS」にはA〜Hまで合計8つの「Sound Block」があります。
また、「Sound Block」の中には、それぞれ4つの「Sound Cell」があります。
「Sound Block」「Sound Cell」は、クリックでON/OFFの切り替えが可能です。
Paint Mode / Replace Mode
「Sound Cell」は、「Sound Bar (ANALOG 1〜8 DIGITAL 1〜8)」の中から選択して、中身を変更する事が可能です。
「Paint Mode」の場合、何番を使用するかを選択後、変更したい「Sound Cell」をクリックします。
「Replace Mode」の場合、変更したい「Sound Cell」を選択後、一括で変更が可能です。
様々な再生方法を指定する 「ROUNDS」
前項で「ROUNDS」の基本を学んだ後は、もう1歩進んだ「ボイスモードのコントロール」を解説していきます。
この部分が「ROUNDS」の肝となる部分ですので、ぜひマスターし、使いこなしてください!
動画 : Voice Modeの概念
各ボイスモードの役割
- MONOCHORD : 和音でならず単音の演奏になります。
発音される度にブロックが変わって演奏されます。 - UNISON : 和音でならず単音の演奏になります。
ディチューン(サウンド同士の音程がわずかにズレる)ため
サウンドに厚みを持たせることができます。 - MULTICHORD : 和音で演奏が可能です。
和音数に応じ、その数の分だけセルが演奏されます。
これに以下を組み合わせることで、サウンドを大きく変化させながらの演奏が可能です。
一番左の「Rotate」で演奏される度に演奏されるセルが回転していきます。
中央のサイコロは「ランダム」でセルを発音させます。
その右隣の「レイヤー」では、1つのブロックを順番に演奏させます。
ROUNDSのサウンド移動をコントロール
ここでは「ROUNDS」の動き方を決定する「プログレスモード」を解説します。
演奏される順番を組み替えるだけで、フレーズに大きな動きを与えることができます。
動画 : Progress Modes
プログレスモードの詳細
この部分よりブロックの移動基準を設定します。
- NOTE : MIDIノートの演奏回数によってブロック移動を行います。
右にある「COUNT」分の演奏後にブロック移動となります。 - TIME : ブロック移動を小節や拍で指定することができます。
「TIMING」から小節や拍の指定を行います。 - SEQ :「TIMING」からセルの変化スピードを決定し、
「COUNT」指定した回数後に次のブロックへ移動します。