Ableton Live 9.5 新機能 Simplerについて Ableton Live 使い方
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サンプラーとシンセのパラメーターを一体化した【Simpler】
「Simpler」は、サンプラーとシンセサイザーのパラメーターをかけ合わせたインストゥルメントです。
オーディオループから素材を抜き出して、楽曲に使用するも良し、
また、Voice数も最大32音まで変更できるため、和音を演奏することも可能です。
Simpler解説動画
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Simplerの立ち上げ
「Instruments」→「Simpler」と進み、MIDIトラックへドラッグ&ドロップします。
取り込みたいオーディオ素材をドラッグ&ドロップします。
すると、このようにオーディオの波形が表示されます。
こちらの素材に対して、様々な加工を行うことができます。
サンプル素材の基準値とVoice数の変更
サンプルを使用するにあたり、元の音程はどこにアサインされているか?
気になるところですが、「C3」が基準となっています。
素材が「C」ではなく、「D,E」などの場合、
トランスポーズを使用することで、その後の編集がやりやすくなります。
「Controls」→「Transp」で半音単位で調整ができます。
また、サンプル素材を和音で使用したい場合、
「Voice」を変更することで、最大32音まで同時発音することができます。
3種類の再生モード
- 「Classic」音程を持つサンプルを使用して、メロディやハーモニー楽器の作成などに向いています。
- 「1-Shot」モノフォニック(単音)専用で、短いドラムフレーズの作成などに向いています。
- 「Slice」ドラムブレイクなどリズミカルなフレーズの作成などに向いています。
Classicモード
Classicモードでは、サンプルの再生位置やループ範囲をコントロールが簡単に行えます。
「Start」と「Length」で再生範囲を決めて、「Loop」でループ範囲を決定します。
「Fade」を使用すると、ループのつなぎ目を滑らかにすることができます。
注意点として、「WARPをOFF」にする必要があります。
マクロコントロールを使用する
マクロコントロールを使用することで、オートメーションを適用したり、
簡単にMIDIコントローラーでパラメーターを操作することもできます。
マクロコントロールについては、下記リンクの記事で解説しています。
次回は、「1-Shot」と「Slice」モードについて解説いたします。
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