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Progressive House / Trance の音色とMIDI入力の基本_4 Pluck

トランスなどで良く耳にするPluck(プラック)

progressive house _ trance_1

Progressive HouseやTranceを制作してみたい方に、
よく使われる音色のMIDI入力のポイントをご紹介します。
今回はPluck(プラック)に関して解説いたします。


動画へのアクセス

  1. 1 1_Bass
  2. 22_Noise
  3. 33_Pad
  4. 44_Pluck

役割と音色

プラックはアタック感があるので前に出して強くコード感を演出することが出来ますが、
アタックタイムを遅くしてバッキングとして活用することも可能です。
また、シンセの設定で減衰を短すればリズム感も出ます。

Pluckの直訳:(弦楽器)をかき鳴らす(参照元:wisdom英和辞典)

今回の楽曲ではMassiveプリセットの”Trance Pike”を元に下記の変更し、EQでローカットしています。

  • Delay オフ
  • Reverb DRY/WET、SIZE変更

Massive Macro Control Technique-1

MIDI入力

  • 基本は楽曲のコードに合わせて入力します。(fig.1)
  • コードのメジャー/マイナー感を出したい場合は3rdの音を1オクターブ上げる。(fig.2)
  • 同じコードで進んでいて変化が欲しい場合に、上記を混ぜるなどのアレンジ。(fig.3)
  • Pad同様に7th(この場合はG)を足す。

fig.1

Pluck_MIDI入力_1

fig.2

Pluck_MIDI入力_2

fig.3

Pluck_MIDI入力_3

その他
Pluckの場合はオートメーションを使ってリリースを長くしたり、
リバーブを多めにかけていく等が定番です。

次回は、アルペジエーターを使って、楽曲をより一層華やかにしていきたいと思います。

記事の担当 田澤 伸浩/Nobuhiro Tazawa

Sleepfreaks DTM講師 田澤 伸浩
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