センドリターンで「リバーブ」を共有 ProTools の使い方
リバーブはCPUの負荷が高い
リバーブはプラグインの中でもCPUの負担が高いものです。
例えば、リバーブをインサートで全トラックへ使用すると、
再生が止る、パソコンの動作が重いという事態になっていまいます。
そこで活躍するのがこの「センドリターン」です。
簡単に言ってしまうと「1つのリバーブ」を各トラックで共有するというものです。
センドリターンを使用するメリット
- 上記で説明したようにCPUの節約になる
- 1つのリバーブを共有するので、楽曲に統一感がでる
- リバーブのON/OFFが容易(1つのリバーブをミュートするだけなので)
センドリターンの解説
ProTools _ センドリターン設定方法
上メニュー→トラックから「AUXトラック」を作成します。
ステレオで作成してください。
ミキサーウィンドウを開きます。
AUXトラックのインサートにリバーブを立ち上げます。
入力をバスに変更します。(空いているバスであればどれでも構いません)
リバーブを適用したいトラックのセンドを上記で設定したAUX入力(ここではバス31,32)に合わせます。
トラックのセンドをクリックすることで、センドフェーダーが出現します。
このフェーダを使用して、リバーブの深さを調整できます。
各トラックごと個別のフェーダー設定が可能です。
AUXの解説
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