ソフトシンセをパラアウトする Logic Pro の使い方
マルチ音源、ドラム音源に効果的!!
前項「1つのソフトシンセで複数の音色使用する」では
複数の楽器へMIDIチャンネルを割り当てる方法をご紹介しました。
非常に便利な方法ですが、複数の楽器が同じソフトシンセを使用していることによる
欠点が出てきます。
- 楽器別の音量、PANのコントロール
- 楽器別のインサートエフェクト、センドエフェクト
- 楽器別のソロ、ミュート
などです。
同じソフトシンセを使用して楽器を鳴らしている以上、
仕方がないことに思えます。
しかし、これには解決策があります!!
「パラアウト」という方法です
同じソフトシンセに立ち上げた楽器別はもちろんのこと
ドラム音源のキック、スネアなど
キット別に「音量」「パン」「インサート」「センド」の設定を行うことができ、
音作りが大きく広がります。
- Logic X
- Logic 8/9
Logic X パラアウト設定方法
ここでは付属ドラム音源「UltraBeat」を例に進めます。
※他のソフトシンセでも同じ要領が可能です。
「インストゥルメントトラック」へ「ソフトシンセ」を立ち上げます。
この際に必ず「マルチ出力」の方を選択します。
「UltraBeat」のインターフェイスです。
通常と同じように好みのキットを選択します。
赤囲み部分「アウト」をクリックします。
「キック」「スネア」「ハット」などそれぞれのキットに異なるアウトを割り当てていきます。
ソフトシンセの設定はこれで完了です。
ミキサーウィンドウにアクセスし、
トラックを確認すると「+ボタン」が用意されています。
設定したいアウト分だけクリックし、トラックを追加していきます。
今回の例では「キックは3/4」「スネアは5/6」「ハットは7/8」になります。
後は通常通り打ち込むだけで、
それぞれのキット音が設定した「それぞれのAUXトラック」から鳴ります。
これにより、1つのソフトシンセを使用しているにも関わらず、
キットごとに「インサート」「センド」「ボリューム」「パン」などを設定できます。
名前もつけた方がわかりやすいでしょう。
Logic パラアウト設定方法
ここでは付属ドラム音源「UltraBeat」を例に進めます。
※他のソフトシンセでも同じ要領となります。
↑ 「インストゥルメントトラック」へ「ソフトシンセ」を立ち上げます。
この際に必ず「マルチ出力」の方を選択します。
↑ 「UltraBeat」のインターフェイスです。
通常と同じように好みのキットを選択します。
赤囲み部分「アウト」をクリックします。
↑ このようなメニューがでます。
「キック」「スネア」「ハット」などそれぞれのキットに異なるアウトを割り当てていきます。
↑ ここでは
「キック」→「3/4」
「スネア」→「5/6」
「ハット」→「7/8」 へ割り当てました。
ソフトシンセの設定はこれで完了です。
↑ 次に割り当てたチャンネルの数だけ「AUXトラック」を作成します。
ここでは3つです。
↑ 作成した「AUXトラック」のインプットをクリックします。
↑ メニュー → 「Input」 → 「Inst1(Ultrabeat)」→「チャンネル」を選択します。
↑ 今回の例では「キックは3/4」「スネアは5/6」「ハットは7/8」になります。
後は通常通り打ち込むだけで、
それぞれのキット音が設定した「AUXトラック」から鳴ります。
これで
↑ 1つのソフトシンセを使用しているにも関わらず、
キットごとに「インサート」「センド」「ボリューム」「パン」などを設定できます。
- Logic X
- Logic 8/9
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