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楽曲中でテンポを変更する FL Studio 使い方

時間の経過と共にテンポを変更し変化をつける

ダンスミュージックは楽曲の頭から終わりまで同一のテンポという場合が多いですが、
曲の中で「テンポを変化させたい」という場合も出てくると思います。

ここでは「いきなりテンポが変わる設定」「徐々にテンポを変化させる設定」
この2パターンを解説していきます。

テンポ変更の解説



テンポチェンジの準備

まずはテンポチェンジの準備を行います。

クリップオートメーション

テンポ部分を右クリックし「Create automation clip」を選択します。

テンポクリップ

このように、テンポクリップが作成されます。
もしテンポクリップの範囲が足りない場合は、通常のクリップと同様に端をドラッグし拡張を行ってください。

テンポチェンジの設定

ポイントの追加

右クリックでオートメーションポイントを追加することができます。
ポイントを上下ドラッグすることで、テンポが変化します。

ポイント

ポイント間(始点/終点)でテンポが変更するため、長さを調整しながらエディットを行っていきます。

Hold

特定部分で一気にテンポを変更する場合、
オートメーションポイントを右クリックし「Hold」を選択します。

Hold-1

次のオートメーションポイントまでテンポが維持される設定となります。
この特性を利用することで、特定の部分から一気にテンポを変更することができます。

テンポ変更の幅を広げるには?

デフォルトのテンポ可変幅は60〜180となっています。
この幅を広げることができます。

TEMPO-1

方法は簡単です。
最小値(左ノブ)、最大値(右ノブ)を回して対象テンポの範囲を広げるだけです。

オーディオファイルのテンポも変更する場合は?

楽曲のテンポに合わせて、オーディオクリップの速度も変化させたいという場合は、下記方法で対処が可能です。

stretch

オーディオアイコンを選択し「STRETCH」へチェックを入れます。

event

その後にオーディオクリップの長さを動かします。
既にこの段階でクリップの長さに合わせて演奏が伸縮します。
一度、クリップを伸縮させた後は、元の長さに戻しても構いません。

これでオーディオクリップがテンポの変化へ従うようになります。

mode-1

また、デフォルトの設定は再生速度に合わせてピッチまで変化してしまいます。
これを避ける場合、クリップをダブルクリックし、「Mode」を「Auto」へ変更します。

音程に影響を与えず、演奏速度のみを変化させることができます。